院長のPC故障のお知らせ

こんにちは!スタッフの織田です。

 

なんと院長のパソコンが故障して、うんともすんとも言わないそうです!

なのでパソコン版のホームページの更新と院長の記事が更新ストップしますが、元気に仕事はしていますのでご安心を (;^ω^)

 

院内に掲示している分に関しては織田が更新しますので、掲示板はチェックしてくださいね!

 

 

 

心を込める

当院の織田先生(女性です 笑)との勉強会も随分と進んで来ました。何より「手」が器用で温かい。想像力豊かで努力家ときたらそれはそれは早いですよね。実は今やってるテクニックだけは私が16~7年前にまとめたノートを丸写しさせました。本来なら、この時代ですのでコピーすれば数時間で済むことをあえて「手書き」させました。言葉で伝えることも大切ですが、あえて何も語らず「手書き」に拘ったのは、「そこから色んなことを感じ取って欲しかった」からです。

この世で目に見えるものには私は本質は無いと思ってます。目に見えないものにこそ本質がある。

例えば、レントゲンやCT,MRIには写らないけど腰が痛い。一般で言う異常は無いのに痛い。そんな例なんていくらでもあるんです。いや、そっちの方が多いかもしれない。

そうなると、先生の「感性」が問われます。その感性を磨くにはあらゆる勉強が必要です。体のケアだけでなく、心のケアを求めてる患者さんもいっぱいいます。口には出さなくても、自分の心の苦しさを何とかして欲しい!そう願ってるのが伝わるんです、臨床では。でも、それを「文字」や「言葉」では表現できない。表現できないものもあるからこそ「手に心を込めて」施術するんです、手技療法家は。手の優しさや温もりが傷を癒すこともあるんです!たしかにテクニックや技術、理論も大切です。これ無しには施術とは言えないでしょう。

しかし、そのこと以上に大切なのは、「相手を思いやる気持ち」だったり「優しさ」だったりするんですね。それには生まれた環境や育った環境、周囲の人たちなど色んな要素で個人差があります。だからと言って、そこに甘えてはいけません。自分で変わろう!自分を変えるんだ!という意識さえあれば、必ず人って変われる!成長しない人間なんていません。歳をとれば丸くなるなんて言いますが、丸くなったのではなく成長したんですよ、きっと。私の世代が終わり次の世代になっても、人に対する優しさと思いやりだけは技術以上に受け継いで欲しい。なんとなくそんなことも思いながら織田先生に教えてる自分が居ることに気付きました。

今朝、今これを打ってるパソコンが立ち上がりませんでした。何度か電源スイッチを入れたり切ったりしてたら復活しました。でもウィンドウズXPは2014年4月にケアは終了しています。あれから5年。まだまだダウンしても立ち上がってます。このパソコンと共に私も何度でも立ち上がって行きたいと思います。新しい世代の先生と一緒に。

 

医療に貧富の差はあってもいいのか?

このHPの古い読者の方々はおそらく私の性格をご存知だと思いますが、私は超ド偏屈です(笑)。しかも、こと仕事に関しては自分の信念を貫き通すのが当たり前だと思ってます。それをプライドと言うのであればそうなんでしょう、きっと。でも仕事にプライドを持たず「プロ」と言えるでしょうか?逆に、自分に自信も無くプライドさえ持たない先生の施術を受けたいですか?

2013年末から接骨院、整骨院の保険取り扱いが厳しくなりました。

たった一度私たちのところで施術を受けただけで、「本当に怪我でかかりましたか?」とか「いつ、どこで何をしていて痛めましたか?」などの保険協定に当てはまるかどうか?のアンケートが自宅や会社に届いた方も大勢いらっしゃると思います。勿論このアンケートには私たち柔道整復師のモラルや資質を問うというのもあるでしょう。しかし、本音を言えば、今までは国民の健康に貢献していただきありがとうございます、と感謝も少しあったものの、あまりにも開業者が増えて支払いを吟味しなければえらいことになる!と感じ始めたというのが実情でしょう。要するに「国の医療費の削減が目的」です。そうなると、患者さん個人の負担額を増やすしかありません。

でも私は根本的に「医療は平等に受ける権利がある」と思っています。ですから私がいつも言ってる「一人でも多くの方に本物の医学を!」と願うのはそこなんです。特に私の手技療法はほとんど保険外で使われてる技術です。しかし「良い技術だからこそ一人でも多くの方にそれを体感してもらいたい!」。そんな想いから私は出し惜しみをせず平等に患者さんに接してきました。裕福な方は高度な医療が受けられ、お金がない方はそれなりになんて事があってはなりません。

勿論、その他のことでは生活の資質の差があるのは当然です。でも人の命、健康に関わる部分だけはみんな平等だと思うんです。それこそ時代劇のように、お父さんが病に罹り薬代が支払えないがために娘が身売りするなんて事が、この令和の時代にあってはなりませぬ(笑)良い治療法や薬が見つかったり開発されたのなら、一刻も早く苦しんでる方々に使ってあげて欲しい。そこに医療の原点はあるのではないでしょうか?ヒポクラテスが病で苦しんでる民の体に手を当てて治療した。それが医学の発祥なんですから。そこに損得勘定があったのでしょうか?

昨日、白血病の新薬が保険扱いに認可されたそうです。「キムリア」というがん細胞によく効く薬だそうです。でも値段が3349万円もするそうです。保険扱いになっても自己負担額41万円らしいです。なんとかなりそうな金額ですが残りは国が負担しなければなりません。末端の一人一人の患者さんまで平等に行き届いてくれることを祈ります。

 

諦めたらそこまでです

何かに向かって走る。それって大変なことですよね。

例えば受験もそうだし社会人なら目標みたいなものもある。そしていい結果が出ればそれにこしたことはありませんが、いつも上手くいくとは限らず。そんな時、人って不安になる。自分が選択したこの道ははたして正しかったのだろうか?いや、道を間違えたか?と自分に問いかける。その問いかけが多ければ多いほど人は悩む。それでも時間は進み日々刻々と結果を迫られる。「成功とは?成功するまで諦めなかった事を言う」と誰かの名言で聞いたことがある。確かにそうだ。そうだけれども人はどうしても心が折れそうになる。

私の患者さんでもそういう方がいる。「先生、私って治りますか?」「これっていつ頃治りますか?」「どこへ行っても治らなかったのですが治りますか?」などなど聞かれることもあります。

もちろん、私の器量の範囲ではお応えしますがなにぶん私も神様ではない。「絶対」と言いたいけど使えないこともある。

何故なら「人間」が相手だから。勿論人が生物ではなく無機質な物体であるなら人工的にでも順序良く組み立てていけるだろう。しかし人は生き物だ。生きてる限り常に細胞は流動的で変化し続けるもの。そこに何が起きるかは予測ができない。ただ、本来なら計算できるところは順序だてて進めるべきだ。

例えばいつも私がここで書いてる「ムチウチ」などもそうだ。人は痛みが和らぐと「治った」と勘違いしてしまう。しかし、「物理的に動いたものは物理的にでしか戻らない」もの。牽引しようがマッサージしようがそんなことで「物理的に動いたものは戻らない!」。ところが本人の痛みが和らぐものだから「完治した」と先生も患者さんも思ってしまう。

その結果、数ヵ月、数年後、数十年後に首とは関係のない腰や膝や肩が痛み出す。まさかあの時の交通事故が原因でそんなことが起きてるなんて夢にも思わない。そうやって人の寿命は縮んで行くんです、現実は。それならそのムチウチを物理的に戻せばいい!たったそれだけのことです。たったそれだけのことなのにその検査方法がやけに難しい!!検査が難しいから先生が理解できない。理解できないから「目に見えることだけ治療する」。その結果いつまでたってもスッキリせず再発もし色んな他の場所まで壊れてくる。だったらその逆をやればいい!「そこさえ何とかすれば」必ず全てが良くなってくる。それが「原因から治す」ということです。

患者さんは医学的知識はほとんどありません。知識がないのですから誰かが導いてあげないといけない。患者さんが諦めそうになったら、その原因を説明し正しい方向へと導いてあげる。そして一緒になって計画的に進む。でもそこで患者さんの心が折れそうになる。このときにこそ私が必死になってそれを食い止める番です。前向きな考え方ができるよう共に考え一歩でも前へ進む。そしたら乗り越えられるもんです、人間って。その最後の患者さんの笑顔を見るために私は生きてるんですから。どんな痛みも諦めないで下さい。諦めさえしなければ必ず道は開ける。そのための私です。

 

PM2.5に臭いはあるのか?続編

先日来、札幌市の方々から北海道でもPM2.5の濃度が高く「焦げたような臭いを感じる」とのコメントを当院のブログのほうに頂戴しました。確かにここ四国でも昨年の晩秋からPM2.5の濃度が一桁になる日は殆どありません。特に今年に入ってからは「最低でも15μg以上」。多い日にはレッドマーク(35μg以上)が点灯しっぱなしの日が連続しております。そして今朝のニュースでは「午後から西日本が高濃度になる!」と警戒を呼びかけてました。それもそのはず、今朝の韓国ソウル市内では「145μg」という数値に達したそうです。これはソウル市内では初の高濃度記録だそうです。「70μg以上で不要な外出は控えて下さい!」なので、その倍以上の濃度になってるわけです。私もそうですが、PM2.5は中国がメインだとばかり思ってました。もちろんインドやパキスタンも近年ではPM2.5の発生源として注目されてますが、まさかの韓国です。その関連記事がありましたので参考までに引用させていただきます。<PM2.5:ソウル、ついに大気汚染世界ワースト1位!2位は仁川>5日午前、ソウル・光化門広場から約2キロメートルの距離にある北岳山が見えなかった。5日連続で微小粒子状物質(PM2.5)をはじめとする粒子状物質が韓国全土を覆ったためだ。粒子状物質に覆われた同日のソウルは、周囲の物を見分けることすら難しかった。同日正午、ソウル市のロッテワールド・タワー展望台入り口にある案内板には「視界1~4キロメートル」と書かれていた。121階の展望台に上がると、約3キロメートル離れた総合運動公園でさえ屋根の輪郭がやっと分る程度だった。同日午後5時現在のPM2.5平均濃度はソウル市で1立方メートル当たり144μg、世宗市で153μgを記録するなど、全国的に過去最悪の状態が続いた。ソウルの場合、日中に一時178μg、忠清北道は239μgにまで上昇した。政府は6日、再びソウル市をはじめ全国16地域に粒子状物質の非常低減措置を発令した。首都圏と世宗市、忠清道地域は初めて6日連続での非常低減措置発令で、「最長非常低減措置期間」記録が連日更新されている。世界的な大気汚染調査機関「エアビジュアル」の都市別空気質指数(AQI:PM2.5などさまざまな大気汚染の数値を評価する指数)によると、同日午後5時現在の大気汚染度世界1・2位はソウル市(188)と仁川市(180)だった。中国の北京市(45)は58位だ。国際環境団体グリーンピースが経済協力開発機構(OECD)加盟国の都市ごとにPM2.5の濃度を測定した結果でも、汚染度が高い上位100都市のうち韓国の都市が44都市も入り、加盟国の中で最も多かった。・・・・朝鮮日報日本語版よりこの後、韓国政府も緊急にこの問題に対応するための会議を開いたようです。そして問題は、今日の午後には「この高濃度のPM2.5が西日本に飛来する」という事実です。今現在、ここ高松市はどんよりとした曇り空で視界も悪いです。現在のPM2.5の濃度は珍しく一桁です。しかし福岡県では既に35μgを越えてきてます。午後にはここ高松市内でも相当高い場所がでると思います。併せてその瞬間の臭いも敏感になって感じてみたいと思います。いつもコメントをいただきありがとうございます!

 

白血病とは?

この数日間、水泳の池江選手の「白血病」の話題で骨髄バンクのドナー登録が急増してるそうです。そこで簡単にですが「白血病」について少し今回はお話したいと思います。

そもそも「骨髄」とはなにか?骨って輪切りにすると中は空洞ですが、その空洞部分を埋めているのが「骨髄」です。ラーメン屋さんでスープを作るときに鶏がらや豚骨を煮て出汁をとりますよね?そうです、あの出汁が骨髄です。この骨髄で血球成分が作られるんです。

例えば「白血球」「赤血球」「血小板」「リンパ球」などなど。人間の全ての骨(約206個)の中にある血液成分を作る工場みたいなものです。一部の免疫に関与する細胞は主に胸の中心にある「胸骨」がメインで生産されますが、太ももや腕などの長く大きな骨をメインに骨髄は血液成分を生産します。そして古くなった血液成分は「脾臓」で壊されその寿命が終わります。その間にもどんどん新しい血液成分は骨髄で作られ血液の中に出荷されます。本来このシステムが正常に稼動しておれば脾臓で壊されたぶん、新しい血球が出荷され需要と供給のバランスがとれます。

ところが、これらの血液細胞が製造される過程において「なんらかの原因」によってガンになってしまう。そのガン化した「白血病細胞」が骨髄内で増殖し骨髄を埋め尽くしてしまうんです。結果、正常な白血球や赤血球、血小板などが減少し「貧血」や「出血」そして本来古くなった血液成分を壊す工場である「脾臓が腫れる」などの症状が表れてきます。

今回の池江選手は異常な疲労感と息切れから病院で受診し発覚したそうです。治療としましては急にこの病気を発症する「急性骨髄性白血病」と、既に慢性化してる「慢性骨髄性白血病」の2種類があり、前者では主に「抗がん剤などの薬物治療」がメインとなり後者はドナーからの骨髄提供による「骨髄移植」がメインとなります。それでも「ガン」である以上は「原因不明」だということにかわりありません。急性だろうが慢性であろうが、あらゆる種類の薬剤を投与し「効く薬を見つける」ことになるでしょう。その間免疫が落ちたり「免疫抑制剤」を投与することもあるため「無菌室」で管理されます。もちろん薬の副作用に耐える気力と体力も要求されます。それでもあれだけの日本記録を出せた方です。きっとこの病気を克服し元気な姿を見せてくれることでしょう。

一日3~4件のドナー登録の問い合わせだったのが今現在は300件を越えてるそうです。若い人が一生懸命なにかに向かって戦う姿は素晴らしいことです。必ずやきっとまたあの雄姿を見せてくれることでしょう。影ながら応援してます!

 

新年のごあいさつ 2019

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ当院をご愛顧くださいますようお願い申し上げます。

さて、これは毎年私自身が思うことなのですが、病院ではたして「おめでとう」と言って良いものか?どうか?なんです(笑)と言いますのは、私自身が戸惑うことがあるからなんです(笑)場所が場所だけに「めでたい場所」ではありません。もちろん患者さんもその事をわかってますので尚更「おめでとうございます」とは言い難いものです。

ところが、当院へお越しの患者さんは、あまりそのことを気にせず「明けましておめでとうございます」と笑顔でおっしゃる方がほとんどなんです。嬉しいことです。「場所を考える」ことも大事ですが、それより「人としてどうなのか?」のほうがもっと大事です。ですから私も大きな声で「おめでとうございます!」と毎年言い続けてきました。それはこれからも変わりません。人と人とのご縁。これからもそれを大切にしたいと思います。

そして毎年ここで書いてます今年の抱負を一言。「背伸びしてるうちに、ほんとうに背が伸びてしまった!」です(笑)実際、私がそうでした。四半世紀前、まだ何の技術も無かった私は、沢山の師匠たちにお逢いするうちに妙な「錯覚」に陥りました。その錯覚とは?「ひょっとしてこの私にも出来るかもしれない!」でした。もちろん「今すぐ」ではありません。それくらいのことはいくら未熟な私でも理解できます。でも「そう遠くない将来に、ここまでは辿り着けるかもしれない!」。そう自分自身を信じたんです。そうなるべく、私は一つ一つのテクニックを寝る間も惜しんで勉強しました。結果、「背伸びしてるうちにほんとうに背が伸びてしまった」気がします。

「身の程を知れ」という言葉がありますが、私は「身の丈以上に目線をおけ!」だと今も思ってます。そうすることによって、努力もせざるをえないし、自分を追い込むんです。気がつけば「遠いところまで歩いてる」。そんなもんです。いよいよ来年は東京オリンピックの年です。私もまだまだ勉強しなくてはならない学問があります。それらを少し「背伸びしながら」学ぶ年にしたいです。どうぞ本年も真弓接骨院をご愛顧くださいますよう心よりお願い申し上げます。本物の医学を、一人でも多くの方々に・・・。     

2018 1月 真弓接骨院院長 真鍋直幹  柔道整復師 織田はづき

 

2018年最後のごあいさつ

先日今年を表す漢字に「災」が選ばれました。正直ネガティブな文字だと感じたのは私だけでしょうか?確かに異常な気候のため災害が多い年でした。

ここ四国は高知県に日本有数の岬である足摺岬と室戸岬があります。この二つの岬周辺へは昔から頻繁に台風が近寄ってきます。しかし今年は、まさかの紀伊水道通過の台風が複数ありました。たぶん四国や関西圏の方々は「このコースだけは無いだろう」と高を括ってたと思います。でも何週も連続で台風はこのコースを通過しようとしてきました。その結果、愛媛に岡山など瀬戸内の穏やかな場所でも洪水が起こり大勢の方々が被害に遭いました。

「もう何が起こっても不思議ではない」という過去や常識が通用しない出来事。年々初めて起きる出来事が増える中、「我々は地球上で生かされている」という実感をこれほどまでに感じさせられた年は無かったように思います。
人って無力です。どんなに文明が発展しようとも「自然界の力」には勝てません。だからこそ人間の力ではどうにもならないものへ力を注ぐべきだと私は思います。

例えば、歪んだ体を戻せば何故頭痛が消えるのか?捻じれた体を元に戻せば内臓も良くなるのか?などなどのはっきりとした根拠がないものは「医学」ではないのでしょうか?確かに血圧が高い、血糖値が高いなどは血液検査ではっきりと立証されますので薬という化学合成剤でそれらを下げることが出来ます。でも骨を矯正することでもこれらの数値が下がることも多々あります。しかしそれらを検証したり立証する場が我々手技療法家にはありません。その「場」さえあれば間違いなく立証できることも多々あるんです。仕方ありません、法律で「医師以外はやってはならない」ことがほとんどですから。でも、人間には「自然治癒能力」という「自分で自分を治す力」がみんなあります。私はその力を最大限に引き出せる環境を整えることが仕事です。けっして私が治してるのではなく「治してるのは患者さん自身の自然治癒能力」なのです。ある意味、「私はそんなにたいした事をしてるわけではない」のかもしれません。それよりかは自然界の力、自然に癒せる力のほうがはるかに大きいからです。例え良い薬を飲んだとしても、治してるのは患者さん自身の体なんです。だからこそ、自然の力にもっと目を向け、自然界を壊すような人間のエゴは慎むべきだと思うんです。

プラスティックのストローの製造が禁止になるそうです。早速「トウモロコシ」「水に溶ける紙」「木材」などの自然界にある材料のストローが発売され始めたそうです。事の発端はストローが海亀の鼻に刺さり涙を流してる映像だったように記憶してます。でもこれらはほんの一例でしかありません。まさかPM2.5で毎年大勢の方々が亡くなってるなんて誰も知りません。それに気付くには、あの「海亀の涙」のような映像が流れない限り無理ないのかもしれません。「自然界に生かされてる人間」、それを身をもって感じた2018年。私の今年の漢字は「自」に決定です(笑)。

最後に、2018年も当院をご利用くださいました患者様、そしてこのブログやHPをご覧頂いた読者の方々、ほんとうにほんとうにありがとうございました。皆様のおかげで今の私が居ります。来年も一人でも多くの方に本物の医学を伝えるべく戦場へ向かいます。どうぞ2019年も真弓接骨院をご愛顧くださりますよう宜しくお願い申し上げます。皆様にとって健康で幸多き年となりますように!             真弓接骨院 院長 真鍋直幹                 勤務柔道整復師 織田 はづき    2018 12月

 

時代

もう皆さんご存知のとおり今年も異常気象が当たり前のように起こっています。PM2.5も太平洋高気圧が張り出したほんの僅かな夏の短い期間だけ日本には届きませんでした。9月には普通に毎日飛んできてました。11月に入るとほぼ日本全国を常に覆ってます。離れても2~3日で残りは常に覆われてます。

ある人が言った言葉を思い出しました。「地球上から人類がいなくなれば環境は改善する」って。猿が山から下りてきた!だのイノシシが民家に侵入した!だの、最近では「ナメクジが恐ろしい病原菌を持ってる」とマスコミも騒いでいます。

まだご存知ない方のために「広東住血線虫症」なんていう病気があるそうです。これはナメクジを食べたり、触った手から寄生虫が体内に侵入し脳を侵す病気らしいです。子供がナメクジやカタツムリを触ってたら要注意ですね!手洗いが一番です。

でもね、私が小さい頃は普通にカタツムリなんて触ってましたよ。それでお腹を壊したこともありませんし、薬用石鹸なんて無い時代でしけどね(笑)それには今現在のこの環境に順応できるウィルスや菌が増えてるんでしょうね。なんか「昔が良かった」なんて思える事自体、私が歳をとってる証拠なんですが(笑)生き難い時代ですね、ほんと。スポーツの世界、国会などの世界を覗いても「規則、法律、規律」・・・・。確かにそれらも大事ですが、もっとみんなが生きやすい時代が戻ってきてくれたらなとつくづく思います。

最後にこれからの時代にもっとも必要なものは?というお話を一つ。

「ある禅僧が二人で旅をしてました。年配の禅僧の後ろを若い禅僧が歩いてました。目の前に広い幅のある川が見えてきました。そこにポツンと立ちすくむ若い女性がおりました。年配の禅僧はその女性に、何故突っ立てるんだね?と聞きました。すると女性は水が怖くて渡れませんと応えました。年配の禅僧はなんの躊躇も無くその若い女性を背中に背負って川を渡り始めました。そして無事に女性を岸まで渡しました。

そのあと年配の禅僧に向かって若い禅僧がこう言いました。

「仏に仕える身の者が規律を破って若い女性の体に触れるなどもってのほかです!」と。

すると年配の禅僧は当たり前のようにこう言いました。

「御主はまだあの女性を背負っているようだの」。

このオチが素晴らしい(笑)規則や規律も大事だが、それよりもっと大事なものがある。そんな時代がいつかくるのだろうか?・・・・。

 

ジタバタするんだ!

朝晩寒くなりましたね~。夏が異常に暑かっただけにこの気温の落差になかなか慣れません。そして秋に桜が咲き、台風による「塩害」などという聞きなれないものの影響で野菜も高騰。「普通」という言葉が有難いなと思う今日この頃です。

当たり前だった日常が当たり前で無くなったときに人は初めて気付くもんです。今までどこも痛みなど無かった。ある日突然腰を痛める。その時初めて痛みが無い生活の有り難味を知る。

人が健康でいられること。それは何ものにも代えられない有難いことなんです。何故なら健康だからこそ仕事ができるし動くことができる。

人ってそれぞれが与えられた使命があると思うんです。本人は気付かないかもしれませんが必ず誰かのため、何かのために生きている。それが社会や世間様に貢献できればできるほど人って幸せを感じるものです。

ところが自分が思ってるほど上手く事が運ばない時もあります。そこで諦めてしまうのか?遣りぬくか?は人それぞれ。我慢すればいい!ってもんではありません。もし道が違うと思うのであれば、どんどん自分が目指す道を変えればいい。

でも、道を変えるなら一つ条件があると思うんです。それは「必ずその事を遣れるようにしてからやめる」事。「私にはこの仕事がむいてませんので辞めます」と例えば部下が上司に言ったとします。その時私が上司ならこう言います。「あなたはこの仕事を出来るようになりましたか?」って。「この仕事がむいてない」と言うからには「この仕事を完璧にこなせるけど自分の性格なり考え方や体力的に無理である」と判断したということですよね?って。

やれもしない、できもしないのに「自分にはあってない」なんて単なる自分への甘えと言い訳でしかない。そんな考えで転々としたところで何一つものにすることはできない。確かにやれるようになるまでは辛いし難しい。でも一度それができるようになると、そこに喜びが生まれる。ルービックキューブだって全面そろえるのは難しい。5面まで揃えたのに最後の面をそろえようとすると今までそろえてきた面をことごとく壊す必要がある(笑)。でも、せっかくそろえた5面を壊してでも全面そろえるのか?それとも5面そろったんだからそのままにして諦めるか?は「目標をやりとげる」意志があるかどうか?だ。ジタバタもがいてるうちにそろうことだってあるんだよ、世の中って。でもその「ジタバタ」をやめた時にやってた物事は終わる。

最後に聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが3匹のカエルのお話を。

生クリームの器の中に3匹のカエルが転落しました。

1匹目は何もせずじっとしてたのでそのまま沈んでしまいました。

2匹目は手足をばたつかせてもがいてましたが途中で諦めて沈んでしまいました。

3匹目は絶対に諦めないぞ!と必死にもがき続けました。すると生クリームはもがけばもがくほど粘り気が出てき、ついにはバターになりカエルはバターを踏み台にして器から飛び出しましたとさ。

ジタバタしてるうちに何かが変わってくるかもしれません。でも、ジタバタをやめた者は沈むしかないのですから。

 

壁を作ってるのは自分だ!

先日読んだ本に面白い事が書いてありました。まあ当たり前といえば当たり前の事なんですが、「当たり前だからこそ忘れてた」何かを思い出させてくれる話しだったので皆さんにおすそ分けします(笑)。

一般の方でもご存知の「パブロフの犬」の話がありますよね?毎日同じ時間に犬に餌を与えるときにベルを鳴らす。するとベルを鳴らすだけで犬は涎を垂れるようになるって話。簡単に言えば条件反射ですね。これは人間も動物ですので同じ事が言えるっていうお話。

ある生物学者がこんな実験をしたそうです。一つの水槽に魚のカマスと小魚を入れます。そしてカマスと小魚の間に透明のガラスの仕切り板をしておきます。カマスは獰猛な魚でフィッシュイーター(大きな魚が小さな魚を餌として生きている)ですのでガラスに猛突進してぶつかり跳ね返されを繰り返すそうです。暫くカマスはその行動を繰り返し、ついには諦めもう小魚を追わなくなるそうです。

ここからが面白いのですが、そんな水槽のカマスのエリアに新しく一匹のカマスを入れました。そしてカマスと小魚を仕切ってた板を外しました。すると最初から入ってたカマスは仕切り板を外しても小魚を追いません。ところが最後に追加されたカマスだけは猛突進して小魚を追うのだそうです。それを見た他のカマスたちも慌てて追い出したそうです。

何も学習させられていないカマスは素直に小魚を追った。仕切り板をされ小魚を口に出来なかったカマスは「勝手にこの小魚は食べれない」と思い込んでただけなんですね。

人も同じです。同じ壁を何度も何度も突きつけられると、そのうち諦めモードに入ります。でも「諦めてるのは自分だけ」であり「他のものは諦めていない」かもしれない。苦しい時にこそ全く違う視点でものごとを見ると、ひょっとしたら解決策は身近にあるのかもしれない。全員諦めてても、全く新しい者が入るだけで環境は変わる。そんな単純なようで難しく、難しいようで単純なお話でした。自分の気持ちの持ちようで壁は乗り越えられるものだと勉強させられました。ですので皆様にもおすそ分け!(笑)

 

乗り越えた先に・・・。

今朝の3時頃、北海道で大きな地震が起きたようです。先日、道央から私のPM2.5の記事にコメントをくれた方は無事だったのでしょうか?気になります・・・。

ここ四国も数日前に今年最大の台風が上陸しました。テレビで関空の被害や大阪の被害を連日放映してた矢先の北海道地震。今年は何でこんなに自然災害が多いのか・・・。被害に遭われた方々の心境を察すると心が痛みます。昨日まで平和で何事もなかった一日が、一瞬で変わる。この事実はみんな同じ条件です。「明日は我が身」。だからこそ今日という一日を悔いないように生きる。その連続だと思います。

ある中国の思想家がこんなことを言ってます。

「商人が大きな荷物を背負い山をいくつも越えた村に商品を届けに行ってました。すると山道の途中、別の商人に出くわしました。その商人は木陰に座り痛む腰や脚をさすりながらこう言いました。もう引き返そうかな・・・。こんなに険しい峠と知ってたなら来なかったのに・・・。そこで彼はこう言いました。私はもっともっとこの峠が険しかったら良かったと思います。何故ならあなたのように諦め引き返す人ばっかりだからです。そしたら私が届けようとしている商品の価値が上がりますから。彼は笑いながらそう言いました。」
これはどんな出来事にも同じ事が言えるのではないでしょうか?

例えば、僅かな時間でなにかを習得できるのであれば「誰だってできます」。もの凄い時間や苦労、努力を必要とするものには耐えられる人と耐えられない人が現れてきます。それを耐え、乗り越えた者にしか与えられないことってあると思うんです。その敵やライバルが多ければ多いほど、乗り越えた者の価値が上がります。

ある有名な方が言った言葉を思い出しました。

「成功者とは、成功するまで諦めなかった人の事を言う」。

その通りだと思います。諦めた瞬間にその出来事は終わってしまいます。何が何でも諦めない勇気。それが私は「志」だと思います。今の時代みんな苦しいし生き辛い。だからこそ、ここを乗り越えた時には必ず何かを得れると私は思います。

北海道ではまだこれから余震も続くと思います。くれぐれも命を優先し、落ち着いたら復興してもらいたいです。遠い四国から祈ってます。

 

開院25年記念日

西日本豪雨から数週間が過ぎました。大勢の犠牲者を出したこの異常な夏。ここ高松でも身の危険を感じるほどの大雨が降り続きました。そして記録的な猛暑。本来は太平洋高気圧が日本列島を覆い、大陸からの高気圧を押し上げてるはずなのですが今年は違います。チベット高気圧が太平洋高気圧の上に重なるように張り出し、二重の高気圧に覆われてる日本列島。しかし、この現象は日本だけでなく世界各地でも異常現象として現れてるようです。やはり地球規模で何かが起きてる。そう確信するような2018年夏です。

そんな中、毎年このHPに書いてますが、当院の開院記念日を今年も無事迎えることができました。それもちょうど節目となる25年。四半世紀という年月は長かったような、短かったような・・・。そして果てしなく遠いところまで歩いて来たような近かったような・・・。でも間違いなく言えることは「独りではここまで歩けなかった」。たくさんのスタッフや先生方、そしてなによりこの私を信じて共に歩んでくれた大勢の患者さん方。感謝という言葉だけでは表すことができないほどの恩義。皆様のおかげで四半世紀という年月を歩んで来れました。本当に本当にありがとうございます。「人が人の縁を繋いでくれた」おかげでここまで来れました。

ここでいつも書いてますが、「西洋医学だけが医学じゃない!」。人間の体で分っているのは3割しかないんです。7割は未だに未知の世界!だからこそ色んな医学があってもいいはずなんです。そのことを伝えたい!一人でも多くの患者さんに。その情熱だけは誰にも負けません。その志だけは誰にも負けません。それを見失ったら「真弓接骨院」である意味がなくなります。本物の医学を伝えるために私は命をかけて今日も戦場に向かいます。開院26年目に突入しますが「一人でも多くの患者さんの笑顔をみるため」に、これからも日々勉強し成長したいと思います。医学に終わりはありません。終わりがないからこそ「常にパーフェクト」を目指し努力するのみです。どうぞこれからも当院を応援してください。私が持っている技術を最大限発揮しますから!26年目のスタートです!!

 

ムチウチと梅雨との関係について

今朝の四国は台風が去ったというのに大雨です。通過中にはさほど雨も降らず、風も思ったほど吹きませんでした。ところが台風が北へ進めば進むほど南からの湿った空気が入り込み梅雨前線を刺激するので今週一杯は大雨の毎日のようですね。

しかし日本一雨量が少なく溜池が多い香川県ですが、贅沢な話し「もう雨はいりません」(笑)我が家のペットの亀も甲羅干しが出来ないためストレスが溜まり水槽の片隅に入れてある石を頭で突いてひっくり返し始めました(笑)梅雨明けが待ち遠しい雨の四国です。

さて、梅雨といえば皆さん体調はいかがでしょうか?まあ太陽が見れないし湿度が高いこの時期に「体調がいい!」って方は元々なんの問題も無く健康な方でしょうね!大なり小なり「なんかスッキリしない!」ってのが本当でしょうね。特に過去に一度でも「交通事故」や「転倒事故」などで怪我をされてる方は、この時期顕著に症状が現れると思います。

その理由は?「ムチウチをきちんと治していない」からです。

「ムチウチって治るものなの?」と思ってる方が大勢いらっしゃるでしょうが、当院へ交通事故で通院されたことがある方は「この梅雨時期でも頭痛も無く快適に過ごされてる」と思います。そもそも何故この梅雨時期にムチウチが残ってると頭痛や肩の痛み、手のシビレが起きるのでしょう?

それは「気圧」の影響を受けるからです。昨日の台風も幸い日本本土には上陸せず最後は「熱帯低気圧」に変わって抜けて行きました。梅雨前線そして周りは低気圧に覆われています。気圧が低いということは、地上に住んでる者は常に「大気に押され」ます。大気に頭上から押されるということは、真っ先に「頭が押され」ます。頭が押されると当然その下にある「首も押されます」。実は頚椎の骨に問題があるかどうか?の整形外科的テスト法に「スパーリングテスト」「ジャクソンテスト」という検査法があります。どういったテストかと言いますと、患者さんを椅子に座らせて先生が背後から両手で頭を下へ圧迫します。患者さんは首を傾けたり後ろへ倒したり。その間先生は頭を圧迫してます。腕や手にシビレや痛みを感じれば頚椎の変形による神経の圧迫あり!となるわけです。

話しは戻り、梅雨時期は頭や体全体に気圧がかかり圧迫されます。このテスト法と同じように頭が押されてるわけです。ただ大気なので「目に見えない」というだけです。当然頭や体が押されてますので「首の痛み」や「肩の痛み」そして腕のシビレなども起き易くなるわけです。そこへもって、過去に事故などがあれば頚椎がとんでもない方向にズレ、そこで固着してます。そして気圧による圧迫。そりゃあ頭痛も筋違いも起こしやすくなりますよ!。だから「ムチウチは必ず元に戻す!」必要があるわけです。この記事を読んで、「あっ!昔そういや軽い事故起こしたわ!」って方がいらっしゃいましたら是非ご相談を!もう雨はいりません(笑)一日も早い梅雨明けを!!

 

これからの医学のために!

先ずは大阪方面の震災で被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。ここ高松でも震度3でした。阪神淡路大震災を思い出すような大きな地震でした。あの辛い想いが甦った方もいらっしゃると思います。一日も早く被害に遭われた方々が日常の生活に戻れますよう祈っております。

さて、当院の織田先生(当院へまだお越しでない方は男性の先生だと思ってる方がいらっしゃるようですが、色白の美人な女先生です 笑)も国家資格を持って早2ヶ月。他ごとを考える間もなく手技の勉強に励んでおります。仕事の合い間を拭うように私が指導するもんですから一気に詰め込んでおります(笑)

何の世界でも同じですが、いくら頭で分っていてもそれを体で表現できるとは限りません。泳げない人がいくら本で水泳を勉強し知識を詰め込んだとしても、泳げるようになるかどうかはある意味別個のもの。実際に水の中でもがいて苦しむ方が泳げるようになったりします。

ただし、医学の世界では「何のために泳ぐのか?」が大事です。「なぜここをこうするのか?」だったり「これはこうなってるからこうするんだ!」など何処に対し何のためにアプローチするのか?の自分なりの理論を持つ必要性があります。その理論は自分で作っていくものですが、一からは作れません。なぜ一から作れないかというと物事には「基本」ってものがあります。その基本とは過去の先代たちが実際に臨床の現場で試してみて「良かったものと悪かったもの」を既に選別し残してくれてるものだからです。

例えばウナギ屋さんで言えば「串の刺し方」だったり「炭火の火加減」だったり。先代の方々達が失敗や成功を繰り返してきた結果、「こうやれば美味しい」という最短への道しるべを残してくれてます。その道しるべを利用しない手はありません。それを利用しないとなると、一から自分がウナギに串をどうやって刺すのか?から試さなくてはなりません。もちろん、そうやりながら一から何かを作ることも大切です。ですが一から試した結果が、先代方がやってきた事と同じだった時には「その間の時間が無駄」になる可能性もあります。無駄なことも私は必要だとも思います。しかしあえて同じ結果に辿り着くのにわざわざ遠回りをする必要性はないでしょう。その時間があるのであれば、少しでも新しい事に挑戦し前に進んだほうが効率がいいのではないでしょうか。かと言って、効率化だけを優先し、この基本を身につけぬまま次へ進むとドンドン「どこに向かっているのか?」が見失われていきます。その結果生まれてくるのが「自己流」ってやつです。基本をきっちり身につけての自己流ならそれは「個性」として受け入れられるでしょう。でも基本が分らないから次へ進み、やがて基本なんてどうでもよくなり「美味しければなんでもいいでしょう?」的な「自己流」に進めば進むほど「もう基本へは戻れない」ことになってしまいます。ここまで行くと「何が何でも自己流を通す」しかありません。自己流の怖いところは「それが正しいのか?どうかさえ誰も判定してくれない」ところにあります。所謂「自己満足」の世界です。そして「自己流には限界がある」のです。そこから抜け出したくても基本形がないので「戻る故郷」がないようなものです。故郷がないといういうことはどんなに迷っても正しいかどうか分らない道を進むことになります。当たればラッキー外ればアンラッキー。確率の世界なんてありえないですよね。

それを防ぐためにはどうすればいいのか?正しい方向に進んでいる「師を見つける」ことです。その師が何を考えどういう方向へと向かっている人なのか?これを見極めれないと「師と共に同じ方向へと歩んでいく」ことになります。私の師たちに共通することは一つ。「看板が小さい」ことです。どこに施術所があるのか?さえわからないような師もおります。看板をデカくすると患者さんが押し寄せてきて入りきれないことになります。ですから看板はお義理で出してるような先生方ばかりです。その裏には、「看板なんていらない!」という隠れた努力があるからなのです。これは讃岐うどん店でも同じですから参考にしてください(笑)

織田先生も、まさかこんなに基本が難しいとは思っていなかったと思います。それでもこの基本を身につけ必ずや日本を代表するような先生になって欲しい。これからどんどん臨床で実際に患者さんを触り学んだことを発揮できると思います。まだ少し先ですが親しい患者さんには私から声をかけさせていただき織田先生に施術をしていただくことがあるかと思います。是非これからの若い先生を育てるためにご協力してください。そして温かい目で将来のある若い先生を見守ってやってくださいませ。よろしくお願いいたします。

 

ラニーニャ現象継続中!

6月6日、関東地方が平年より2日早く梅雨入りをしました。

奄美地方が5月7日、翌日の5月9日に沖縄方面が梅雨入り。奄美で4日、沖縄で1日と平年より少し早かったものの関東も奄美、沖縄方面共に数日以内の誤差。ところが、九州北部と四国方面は8日も早く梅雨入りしました。こんなに早く梅雨入りすることが過去には滅多になかったので青空が恋しいここ四国です。去年から続いてるラニーニャ現象の特徴がはっきりと顕著に現れてるようですね。

昨年の気象を思い出してください。夏が短くあっという間に秋に突入。9月後半から朝晩は冷え込み10月末には冬を感じさせる気温の低さ。11月から冬が始まり2月半ばまでここ四国でも厳寒。ところが、「この寒さはいつまで続くの?」という心配もなんのその。2月半ばには4月並みの気温まで突然上昇。まるで昨年の夏から「一ヶ月早く季節が進み続けてる」ように感じますが皆さんはいかがでしょうか?特に平年より8日も早く梅雨入りしたここ四国では顕著にそれを感じます。

そのことは海水温でも同じ事が言えます。この数日で一気に海水温が上昇したものの今現在高松沖では18.8度しかありません。つい5日前には18度さえ切っていました。本来なら、もう20度は越える日が続いてるはずなんです。ところが気温の落差が大きいためか水温が上がってきません。平年ならスーパーの鮮魚コーナーではキスが並んでるはずなんです。ところがこんなに魚が豊富だった瀬戸内海なのに並ぶのは養殖の真鯛。天然の魚は獲れないのでしょうか?海の中までおかしいようです。

先ほど来られた患者さんが今年は「スイカ」の苗が上手く育たないって言ってました。例年なら5月にはスイカの苗が安定してスクスクと育ってるのに「こんな年は初めてよ」との事。昨日の高松は最高気温が21度で肌寒い一日でした。でも今朝の最低気温は昨日の最高気温を上回ってて起きたら21度(笑)。どれが本当なんでしょうね??

そんな中、気象庁の予報では「今年の夏にはラニーニャ現象が終息し通常通りの夏に戻る」と予測してます。その確率は70%とのことなので当たるかどうかは分りませんが・・・。

瀬戸内海に大きなイルカの群れが入ってきてるそうです。初めてそんな光景をニュースで見ました。そして二つの台風の影響がこの週末日本列島を襲うかもしれないそうです。世界の海水温や気象情報、そして偏西風の流れなど今後もしっかり注目したいところです。人間もこの地球上で生きてる限り何らかの影響を必ず受けます。くれぐれも体調を崩さないよう規則正しい生活を心がけましょう!

 

世界初!iPS細胞で心筋再生!

段々と梅雨入り間近を示唆するような変なお天気が続く四国です。蒸し暑く冷房を入れようか?どうか悩みながらもまだ自然体をキープしてる我が接骨院(笑)。

そんな中、毎日毎日一生懸命手技の勉強に励んでる織田先生。私の体を使って色々試し、必死に学ぼうとする姿勢には師の私としても感慨深いものがあります。

何の世界でもそうですが、初めて挑戦する時には緊張と不安が必ず付き纏います。しかし、トライしないのには何も始まらない!「トライ&エラー。トライ&エラー」の繰り返しの「積み重ね」によってでしか道は開きません。それを恐れていては「その場で足ふみをしてる」のと一緒!一歩でも前へ進むためには新しい事へ挑戦あるのみ!です。織田先生はそのことをよく理解し勇気ある性格ですので飲み込みも早いです!隙間時間を見つけては私がベッドに横になり技を磨いております。御来院の患者さんにはお待たせすることもあるかと存じますが何卒これからの若い先生のためにも寛大なご理解をお願いいたします!

さて、昨日のニュースで嬉しい話題が挙げられてましたね!「大阪大学医学部で初のiPS細胞で作られた「心筋シート」を使い移植!」だそうです!

皆さんご存知のように、目の網膜や角膜などの移植は臨床で既に行われています。でも内臓の、しかも心臓への移植となりますとこれは即命に関わってくるためまだ先の話しかな?と思ってましたが既に始まるそうです!嬉しいですね!素晴らしいことです!

少しこの内容を説明しますと、人間には3種類の筋肉があります。骨にくっついてる筋肉で骨格筋と呼ばれるもの。これは一般の方々でも自分の体を見れば分る筋肉ですね。次に平滑筋と呼ばれる筋肉で、内臓の筋肉。例えば胃だの腸だのであったり血管の壁や消化器系を繋ぐ管だったり。そして今回移植を行う心筋。これは心臓だけのための筋肉で、簡単に言えば血液をポンプする動きをする筋肉。これが弱ってくると心臓のポンプ力が弱くなり全身に必要な量の血液を送ることが出来なくなってしまいます。それを「心不全」と言います。勿論、この心不全=死。ですので今回はiPS細胞を使い薄いフイルムシートへと心筋細胞を培養し、それを弱った心臓の筋肉部分に貼り付けて「もう一度心筋を再生しよう!」という手術なんです。その心筋シートは本人の細胞から培養されてますので「非自分ではなく自己」として免疫機構が認識しますので攻撃を受けない!ここがiPS細胞の凄いところです!そして移植された心筋シートはどんどん細胞分裂していき増えます。増えると心臓の筋肉自体が復活し元気に動くようになる!結果全身に新鮮な血液を十分送れるので他の内蔵や筋肉、血管や骨なども若返る!素晴らしい!の一言ですね。当たり前のように世界中の人々がこの治療を受けられたら絶対に人間の寿命は延びますよ!しかもその日はそう遠くは無い!失敗があるからこそ成功がある!「トライ&エラー」の連続の積み重ねの先に成功がある!織田先生が私と同じ事が出来る日も、きっとそう遠くはないと思います!。

 

PM2.5の臭いについて続編

相変わらず異常気象が続いてる日本列島。3月下旬から4月にかけて「もう夏?」ってほど一気に気温が上昇したかと思えば、この三日間は雨に伴い気温が急降下。「どっちやねん??」と言いたくなるようなこの気温の差(笑)「気候に体が伴わない」ため体調を崩してる方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

そして平年より早く沖縄、奄美地方が梅雨入り宣言。全国的に天気予報が大きく外れだしましたので、ここ四国の梅雨入りも例年より早くなるのかもしれませんね。

そして皆さんはお気づきになりましたか?珍しく今年の梅雨入りは「奄美地方が真っ先に梅雨入りし、その後沖縄方面が梅雨入り」しましたよね?変だと思いませんか??通常なら沖縄地方が先に梅雨入りし、それから奄美、鹿児島地方、そして九州全域や四国方面が梅雨入りするはずなんです。それなのに今年は奄美が先に梅雨入りし、後日沖縄の順番。この逆の順番になった原因は「太平洋高気圧の張り出し方」にあるんですね!梅雨前線を押し上げるように太平洋高気圧が下から張り出したんです。本来なら太平洋高気圧はもっとこの時期には下にいるはずなんです。それが大きく南から張り出したため梅雨前線が上に押し上げられ、先に奄美地方が梅雨入り。その後太平洋高気圧が南下したため次に沖縄方面が梅雨入りになったんですね。当然この太平洋高気圧の張り出し方によって偏西風の位置が大きく変わる!

結果、先日北海道方面に大量のPM2.5が流れ込んだようです。

もうこのHPの読者の方ならご存知だと思いますが、「西日本と北海道のPM2.5濃度」はどちらが多いと思いますか?簡単ですよね?そりゃあ中国大陸に近い北九州や中国地方です。もっと極端に言えば、北は北陸や東北地方までで北海道へは大量のPM2.5は届かないとさえ思っていました。

ところが・・・、先日このHPの過去の記事に札幌在住の方からコメントをいただきまして調べたところ信じられないような数値のPM2.5濃度を道央で記録されていました!

参考までに4月27日の道央周辺のPM2.5の数値を挙げてみます。

川南134 南14条120 月寒中央114 北19条94 北1条92 発寒87 篠路84 厚別72 東18丁目67。

35μg以上で「持病がある方は注意」、75μg以上で「不要な外出は控え屋外での運動は避けてください」です。

この日、道央で100μg以上を観測したのはほぼ半数の地点。この数字は北九州でも滅多に出る数値ではありません!そして、この札幌にお住まいの方は「PM2.5が臭う」とコメント下さいました。ですが残念な事に(幸いなのかもしれません)ここ四国の高松市では一度も観測されたことがないような数値ですので「焦げ臭い」のか?「なにか燃やしてる」ような臭いなのかはわかりません。ただ、その日前後に北海道では大きなニュースだったようですので「相当はっきりした臭い」だったのかもしれませんね。

そこでYou Tubeで検索したところニュースが複数取り上げられてました。参考までに「札幌市PM2.5濃度上昇。一時基準の約3倍」で検索してみてください。「北海道ニュースUHB」が投稿してます。「焦げ臭い」という意見をインタビューで応えてる方がいらっしゃいました。おそらくこの濃度までいくとはっきりと感じたのかもしれません。PM2.5は無味無臭とされてますが、空気が澄んで汚染されていない北海道だからこそ臭いをはっきりと感じたのかもしれませんね。コメント下さいました札幌市の方ありがとうございました!引き続き「PM2.5に臭いはあるのか?」の情報を集めたいと思います。これをお読みになった方で「私も臭いを感じる!」って方がいらっしゃいましたらご一報をお願いいたします!

 

舞台裏

なんの世界でも同じですが、華やかな舞台の裏では色んな人たちが汗水垂らしながら縁の下から支えてくれてるもんです。

かのイチローも奥さんが毎日昼食にはカレーを作るそうです。それも毎日。当然人間ですから同じ味では飽きます。入れる具を替え味付けを替えて相当色んな工夫を凝らしてるそうです。

実は私の施術方法や検査法、テクニックも日々変えてるのを患者さんはご存知でしょうか?同じ事をやってるようで実は全く違うことを考えてたりします。何故なら私も人間だからです。機械や器具が検査をし治せるのであればもちろん同じ事をするでしょう。しかし、人が人を診てる以上はそんな単純な規則正しいやり方では効果は出ませんし結果は出ません。生き物ですから、人は。誰一人同じ状態でも来られませんし、同じ体ではありません。細胞単位や遺伝子レベルで見ても、同じ人間なんてありませんからね。
もっと簡単に言えば、だいたい同じような骨の形をし、だいたい同じような内蔵の構造をしてる別々の生き物なんですよ、生物って。これは犬でも魚でも昆虫でも同じ。その個々の人間を、同じ枠に当てはめて診ること自体が実は無理があります。ただし、そんなに極端に構造が違うわけでは無いので「大まかに同じ構造の人間」として診てるだけなんです。ですから回復の度合いは、怪我をした程度にもよりますし、生活様式、年齢、病歴、遺伝子・・・・・と言い出せばきりがありません。それでも何らかのある程度の基準が医学には必要となる。それが所謂、解剖であったり生理であったり、病理などの「だいたいそうであろう」という指標となる学問なんですね。

例えば、何らかの奇形などで心臓が右側にある人が過去に二人おりました。例えば腰椎は5個の骨からなってるのですが、たまに6個あったり逆に4個なんていう人もおります。ただ、多数決ではありませんが、「殆どの人がそうだから」ということで基本形って決まってます。それでも人は一人一人違う。それなのに一律同じ検査をし同じ結果に当てはめようとするほうが無理があると思うんです。かと言って、何も基準がなければどこに向かうかさえ方針が定まらなくなります。そこで重要になってくるのが検査法です。施術の前にきちんと検査をする。そしてその検査に基づいて施術する。施術後は再度検査をし判定をする。これは人を触る者として当たり前の事だし、それさえしない、または出来ないのなら人を触るな!と言いたい。病院でも同じです。血液検査、CT、MRI、レントゲンを先にします。その結果に基づいて治療をし、再度もう一度検査をする。再度おこなった検査に基づいて次の治療方針を決める。この連続です。良くなるまでその連続なんです。でも、この検査法を誤ると、とんでもない治療が始まってします。それを避けるためにも検査は限りなく完璧でなければならない。これが私の信念です。今月から織田先生が一生懸命汗水垂らして私の体を使い検査の勉強をしてます。学生時代の解剖学書を引っ張り出してきて構造の勉強もしてるようです。この舞台裏は患者さんには見えないでしょう。華やかなテクニックばかりを磨いてきた者たちにとっては何のこと?と意味さえ分らないと思います。そんな汗水は患者さんには分らなくてもいいんです。見えないところで汗はかくものです。最後に患者さんの笑顔が見れたらそれでいいんです。

 

織田先生誕生!!

突然ですが、「スタッフ織田」が「織田先生」になりました!!無事「柔道整復師国家試験」に合格しました!自己採点でも合格ラインは越えてはいたんですが、なにぶん発表を見るまでは絶対とは言えませんからね。昨日携帯で受験番号を確認したときの織田の嬉しそうな顔が忘れられません(笑)。本当に嬉しいです。そしてたくさんの患者さんからも「どうやった?合格したん?」とご心配の声をかけていただきありがとうございました!流石は当院へお越しの患者さんたちです。まるで我が子のようにご心配していただきました。そしてこれも織田先生の人徳です。きっと人の役に立ついい先生になってくれることと思います。実は今だからお話しますが、織田先生は想像を絶するような苦労をされてる先生なんですよ。私と出逢ったのは今から7年前で、当時先生は民間の手技療法施設でマッサージをしてたんです。所謂、国家資格を持たない一般の自称施術者でした。資格を持たないので「癒し」と称し全くの素人がマッサージを施す。織田先生はそんな毎日に疑問を持ちながら過ごしてました。私はそんな織田先生に「人の体を触るってのはそんな単純なことじゃない!医学の基礎も勉強してないのに人を触るのは失礼だ!」って何度も何度も耳にタコができるくらい話しました。単なる肩こりや腰痛だと舐めてかかってたら大間違い!例えば悪性の腫瘍が骨にできることもあれば、内臓のガンが骨に転移することだってあるんです!実際、私の先輩の先生で、患者さんが背中が痛いと訴えてたのでマッサージを何回かしてたんですけど良くならないので、病院へ紹介したら末期の胃がんが肩甲骨に転移してた例もあるんです!でもそんな内科的な病気や、解剖、生理、病理などの知識が無いと見落としてしまうんですよ!それが生命の危機に関わる病だった時には訴訟問題になりかねません。先生が人を触るってことは責任重大なことなんです!だから私は織田先生に言ったんです。辛いけど学校へ行き「国家資格」を取れって。正々堂々と「施術してます!」って言えるようになれ!って。取ってくれましたよ織田先生(笑)。ついでに織田先生のことを少しお話しますと、高校は地元の一番の進学校で非常に頭が良い。大学は鹿児島で心理学を専攻。っとここまでの経緯を聞くと順風満帆な学生生活を送ったように聞こえますが実は全く逆。母親は子供が幼少期の頃から病弱で、父親は出張でほとんど家には帰らず姉妹3人が協力し合って生きてきました。大学の学費も今月まで通った接骨院の学校も自分が働いてコツコツ貯めたお金で支払ったようです。それはそれは今時誰も経験しないようなことを織田先生は経験し乗り越えてきました。性格は明るいけど人見知りが激しい(笑)そのせいで冷たく見られがちだけど本当は明るくヤンチャな性格(笑)義理堅く性格は真っ直ぐの頑固者。だけど頼られると男気が出る一本木な性格(笑)っとまあ書くとキリがありませんが良い先生です(笑)これからは患者さんを治すための勉強が待ってます。私が持ってる全てを織田先生に教え、一日でも早く立派な先生になって欲しいです!是非皆様も叱咤激励し応援してやってくださいね。最後に、私から織田先生へこの言葉を贈りたいと思います。確か、カナダのある俳優さんが言った言葉だったと思います。「失敗とは転ぶことではない。転んだまま立ち上がろうとしないことである」さあみんな新しい出発の春です!一歩でも前へ進むぞ!

 

故郷

関東ではまさかの雪が降る寒い春ですが卒業式もそろそろ終盤。

卒業式といえば皆さんはどんな歌を思い出しますか?年代的に私はユーミン(松任谷由美)の「卒業写真」を思い出すんです。

ところが、昨日NHKにたまたまユーミンが出てまして、あの名曲「瞳を閉じて」の曲ができるまでのヒストリーを語ってたんです。その話があまりに感動的だったので是非皆さんにもおすそ分けします(笑)。

この歌は皆さんも絶対一度は聞いたことがあると思いますが、実はこの歌、ユーミンがある高校の校歌として贈った歌だったんですね!知りませんでした。1974年(昭和49年)頃、ユーミンがデビュー1年目の年に、持っていたラジオの深夜番組へ一通の手紙が届いたそうです。差出人は長崎県立奈留高等学校の分校の三年生の女子生徒からでした。その内容は「私たちの分校には校歌がありません。是非卒業式に校歌を歌ってみたいので曲を作ってもらえませんか?」というものだったそうです。

しかし当時のユーミンは荒井由美という名でデビューしたばかり。睡眠時間も3時間くらいの多忙だったようです。そこでその生徒と教室から見える景色や海のことを手紙でやり取りし、頭の中で情景を想像しながらユーミンは曲を作りました。それが後の名曲となる「瞳を閉じて」だったのです。

曲が出来、そのデモテープをユーミンは彼女に送りました。

ところが・・・・。残念なことに素晴らしい曲にも関わらず、役所の審査で校歌としては認められませんでした。でも、島民の思いは一つ。この曲を校歌ではなく島の「愛唱歌」に決定したのです。もちろん、校歌としても歌える曲として、大きな意味での島唄として。その歌詞をユーミン自らの直筆で原稿に書いてもらい、それを石碑に転写し彫ったんです。

いよいよ石碑の除幕式を迎えた時、島民がユーミンを招待しました。多忙だったので僅か1時間しか島に滞在できませんが「行きます」と返答したそうです。そしてユーミンは船を乗り継いで、この学校まで来ました。初めて会う手紙の差出人の女の子や先生方。島民は温かくユーミンを迎え入れました。除幕式で学生が「瞳を閉じて」を楽器演奏しながら幕を下ろした瞬間、ユーミンの目からは大粒の涙がボロボロと零れ落ちました。その涙は「心が溢れた」、そんな涙でした。そしてその生徒が自分が見た景色をユーミン本人にも見て欲しくて教室へと案内しました。窓際の席についたユーミンは堪えきれない涙を溢しながらこうつぶやきました。

「この景色を私は見ました。この蒼い海、そしてこの風景、あれはテレパシーだったのかも・・・。純粋な島の人たちの心が私を動かしたんですね。・・・」一度も訪れたことがない場所なのに、人の純粋な心が人を動かし同じ景色が見れる。そのユーミンの涙を見て純粋な心の持ち主だな~って感じ、私もボロボロ(笑)。

お金や、規則や方針やも大事ですがこんな温かいものが人を、人の心を動かすんです!私もユーミンのような純粋な心の持ち主でいたい。そう思います。

最後に、「瞳を閉じて」の歌詞をこの春新しい出発をするあなたへ贈ります。作詞・作曲 荒井由美(松任谷由美)

1:風がやんだら 沖まで船を出そう 手紙を入れた ガラスびんをもって 遠いところへ行った友達に 潮騒の音がもう一度届くように 今 海に流そう2:霧が晴れたら 小高い丘に立とう 名もない島が 見えるかもしれない 小さな子供にたずねられたら 海の碧さをもう一度伝えるために 今 瞳を閉じて 今 瞳を閉じて

島を出たくても出れない人島を出たくないのに出なくてはならない人島民に限らず皆それぞれの春があります。You tubeにもこの話しのユーミンのビデオがありました。是非色んなことがあったとき故郷を思いだして頑張ってください!

 

一歩でも前へ!

本当は結果が出るまでそっとしておこうと思ってました。でも患者さんからも聞かれたりしますので公にしますが、やっとスタッフ織田の国家試験が終わりました。長かった戦いでしたが目標を見失わず最後までやり遂げました。

もちろん国家資格を取ることが目的の学校なので「合格」の二文字が欲しいところではありますが、それ以上に医学の基礎を学んだことのほうが私は大きいと思います。それらの知識を活かせるのは臨床の現場。きっとこの資格を取得しいい先生になってくれると期待してます。

社会に出ると勉強したくても誰も教えてくれません。これはどんな世界でも同じなんですが、社会に出てしまうと自分しかありません。ましてや今のようにパソコンや携帯が普及してなかった四半世紀前には紙という媒体しか情報を得る手段がありませんでした。そうなりますと「本」だけが唯一の情報源となるわけです。ところが、医学の世界は広いようで狭いんです。「本音」などを書こうものなら次に日から同じ事を真似され謳われます。筆者からすれば本音を書くことを敬遠するのは当然ですが、それでも本音を伝えようとする新聞がありました。

「科学新聞社」という手技療法誌を扱う出版社が年二回発行する「カイロジャーナル」という新聞です。この新聞には日本で今現在行われている「手技療法」のほとんどが記載されていました。

中でも連載コーナーで「手の検査法」を研究し伝道してきた中川貴雄DC(ドクターオブカイロプラクター:米国の手技療法の医者)という先生が私は大好きでした。著書は全て読ませて頂きましたが、私たちの世界では「バイブル」と呼ばれるような「検査法」を日本に紹介した第一人者なんです。

実はこの中川先生の一番弟子である仲井DCという先生に私は検査法やテクニックを教わりました。残念ながら私は一度も中川先生とはお逢いしたことがありません。でも、一番弟子である仲井先生から色々とお聞きし、中川先生の言わんとすることはだいたい分っていました。それを裏付けるような内容が、この「カイロジャーナル」という新聞には載っていたんです。ですから半年に一回届くこの新聞をワクワクしながら読んでいました。

そんな私にとって大切な新聞が今号をもって休刊になってしまいました。嘘のような話しですが、この新聞「無料」だったんです。科学新聞社から出版されてる医学書を一度買うか、私の協会の会員になると無料で送って貰えるシステムだったんですね。25年も甘えてしまいました。今の時代は地道にコツコツ努力するより「いかに楽して最短で検索できるか?」のほうへ若者たちは流れるようです。ですので休刊へと追いやられたようです。でも、いつかきっと地道にコツコツと努力した者が笑えるときが来る!それまでの休刊だそうです。そしてこの新聞が最後になることへの諸先生方からの励ましの言葉が今回は寄稿されていました。

中でも、私が尊敬する中川先生の言葉が、私が過去このHPに書いた内容とそっくりでしたので今回記載しておきます。この言葉を私の元で働いてくれた弟子たちやスタッフに贈りたいと思います。

以下、科学新聞社の最後のカイロジャーナルより、「中川貴雄の臨床ノート」より抜粋。

「カイロジャーナル最終号です。ジャーナル第一号から休み無く書かせていただきました。私のカイロプラクティックは、このカイロジャーナルとともにあったと言っても過言ではありません。ジャーナルに書かせていただくことによって、私はカイロについて、モーション・パルペーションについて、検査について、また治療について、本当に多くのことを深く勉強させていただきました。

書くためには、知っている知識を述べればいいだけではありません。知っていることをさらに深く学び、知らないことを新しく学び、また自分の足りなさを再認識することです。1行の文章を書くだけに何時間もかかったり、1つのことを調べるのに何本、何十本の文献を確かめたり、何度書き直しても文章がうまく続かなかったり、締め切りが近づいても全く終わりそうもなく、焦ったりの連続です。

~(中略)~

治療法を好きになることは、高い山に登るのと同じです。

登っている時は苦しくて大変ですが、登頂後の爽快感、達成感は言い表すことのできないほど素晴らしいものです。目標としている治療法を体得したときの達成感も言い表せないほど素晴らしいものなのです。達成すると、また変化が起こります。目標の治療法以上の治療法をめざそうと考えるようになってきます。登山家がより高い山をめざすのと同じなのです。これを繰り返し続けることによって大好きな自分だけの治療法(only oneの治療法)ができあがることになります。皆さんも自分だけの(only one)をめざして頑張ってください。長い間、ありがとうございました。 中川貴雄」

東京のセミナーへ向かう列車の中で、富士山を見るたびに「俺って今どの辺りを登ってるんだろう?まだ樹海を抜けて裾のほうなんだろうな~」って思ってました。それが地道に新しいセミナーを受けるたびに「やっと5合目かな~?」って思えるようになりました。

この春から新しい出発の方々もいらっしゃるでしょう。時には苦しい壁も立ちはだかります。でも諦めず一歩でも前へ進んでいれば、きっと山頂は見えてきます。自分を信じ、一歩でも前へ。

 

チームワーク

冬季オリンピックが始まりましたね~。韓国ということもあり時差がそれほどなくリアルタイムに競技を観れるのがありがたいです。朝方まで観るのは辛いですもんね!(笑)

そんなオリンピック最中ですが、あんまり見たことのない競技なんかもありますよね!スピードスケートのリレー版みたいな競技ではチームメイトが次の走者の背中を押してやりながら繋いでったりして。カーリングでも個人の技術というよりチームワークのほうが大切だなっていつも感じます。

実は人間の体も同じなんです。

例えば右の膝が痛かったら必ず反対の左膝でそれを補う。心臓が弱ったら肝機能を高めたり腎機能を高めたりしながら補正する。それらのことは自分がやろうとしてやっているのではなく自然とお互いが連携し合いながら助け合ってるんですね。それを「補正」って言います。簡単に言いますと「こっちが痛いから庇ってるうちにこっちも痛くなった」ってことです。

人間は必ず真っ直ぐ正面を向いて行動しようとします。どんなに体が傾いていても「できるだけ真っ直ぐな姿勢」でいようとします。それは何故かと言いますと、「斜めにものを見るわけにはいかない」からです。目線だけは水平でいようとするんです。そうしないと真っ直ぐ歩くことも出来ないし、視覚からの情報も正確には伝わらないからです。

本来は人間の内臓が非対称なので体の左右のバランスは均等ではありません。心臓は一つしかありませんし脾臓や肝臓、胃や膵臓も一つです。腎臓のように二つあれば限りなく左右対称のバランスが保たれるかもしれませんが実際には違います。それでも顔は真正面を向き、目線は水平でなければならない。それらのバランスを筋肉や骨、神経などが互いに連絡を取り合いながら脳が監視をしてるんですね。このどの器官の役目も一つ一つが大事なわけです。まるで団体戦の試合を毎日休むことなくやってるんですね。素晴らしいと思いませんか?人間って!その一つ一つの器官が全力を出しながらチームワークで生きている人間。是非自分の体を正しい生活を送りながら応援してあげてください!がんばれ!ニッポン!がんばれ!体!(笑)

 

大雪だけではありませんよ!

連日全国で大雪のようですね~。ここ四国でも毎日雪が舞ってます。こんなに寒い冬はほんと久しぶりです。

何年か前に「北極振動」の影響で異常な気象条件が整い、世界中でありえないような天候不順が起きてる話しを書いたのを覚えていらっしゃいますか?それが現実に起こってるんですね。

ちょうど一年前の春に「今年はラニーニャ現象」です!とお伝えしましたように、この異常な寒さはまだまだ続き恐らく春が来るのは例年より相当遅くなるのではないでしょうか?

さて、連日のニュースでは全国各地の大雪や火山の噴火の話題で持ちきりですが、相変わらずPM2.5が相当な量飛んで来てるのをご存知でしょうか?雪の被害や火山の噴火などは目に見えますが、日本人って目に見えないものは「何事も無い」と無関心ですよね(笑)でも実際これだけ強風の毎日で、しかもラニーニャ現象のおかげで予想以上のPM2.5が日本列島を毎日覆ってきてます!

先週の21日と22日の土日なんて香川県内の13地点でのPM2.5の測定値は全てレッドマークでした。全地点でレッドマークなんて初めて見たように思います。

念のためレッドマークとは?36μg/m3以上観測された時に赤色で数字が表記されます。35以上で呼吸器や循環器系疾患がある小児や高齢者は健康への影響がみられる場合がありますので注意してください!です。70以上で不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動はしないで部屋の換気や窓の開閉は必要最小限にしてください!です。

参考までに1月21日土曜日の正午の香川県の全測定値を記載しておきます。高松競輪場(61)、国分寺(57)、東部運動公園(53)、南消防署香川分署(60)、鶴尾コミュニティーセンター(52)、丸亀市役所(60)、坂出市役所(47)、善通寺市役所(52)、観音寺市役所(61)、東讃保険福祉事務所(44)、宇多津役場(55)。

香川県の全域全ての地点で非常に危険な数字を示していました。これらの数字は突然消えて無くなるわけではなく必ず数日間居座るため今週の前半は「咳、鼻水、頭痛、吐き気」などの症状が出た方が多かったのではないでしょうか?現に、うちのスタッフ織田はティッシュ1ケース使うほど鼻をかんでました(笑)。これって風邪じゃないんですよ(笑)熱は出ません(笑)。

最後に、ではどうやって予防すればいいのでしょうか?先ずは携帯やスマホでPM2.5情報を登録し一日3回は最低数字を確認すること!そして自宅の近所の山や構造物などを目標物にし、毎朝それらがクッキリ見えるかどうか?霞んでいないかどうか?を確認する癖をつけましょう!その時いつもより見え難いなど違和感があったならPM2.5の数字も確認してみてください。数値が高いようでしたらマスクを付け、窓は閉めて外気をなるべく吸い込まない事!車での移動の際にはエアコンは室内循環にし外気を取り込まない事!など予防を心がけるようにしましょう!自分の体は自分で守る。これ鉄則です!!

 

2018年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。

一年は早いもので、あっという間に新しい年が始まりました。毎年暮れに「良いお年を!」って患者さんに声をかけるたびに「あ~今年も終わるな~」って心淋しく思うんです。内心「今年も無事終わったな~」って思いながら。そして暮れのギリギリにギックリ腰をした患者さんの事が頭から離れない(笑)結局は新しい年を迎えたのに気持ちはず~っと引きずりながらの年越し(笑)これは医学の世界にいる者の宿命なんでしょうけどね。

さて、今朝のニュースで宇宙ステーションに滞在してる飛行士の身長が9cmも伸びた話しをしてました。過去に5cm伸びたっていう飛行士の方はいたようですが、9cmなんて凄いですよね!!

そこで「宇宙ではなぜ身長が伸びるのか?」を簡単にお話したいと思います。単純に考えると、基本的に手足の骨の長さって変わりません。いや、骨の長さってものはどの部位でも変わりません。なのに9cmも身長が伸びる理由は、「椎間板の厚みが膨らんだ」からなんです!

背骨の骨と骨の間にあるクッションで脊柱全体で23個もある椎間板。これは膠原繊維(こうげんせんい)と呼ばれる弾力性のある繊維でできていて、水分を多く含んでるんです。だから骨と骨の間に存在し関節の動きを滑らかにできるんですね。ところが、地球上では人間は重力を体に受けます。いわゆるGがかかるので椎間板は圧縮されます。唯一Gがかからない姿勢は「寝る」姿勢。そのいい例が人は朝起きた時、身長が最も高く、夜には低くなるんですね。このGがかからない宇宙では「椎間板は水分に富んで膨らんだまま」なので身長が高くなったというわけです。やはりGに限らず何かの圧力を受けることは人を「萎縮」させるんでしょうね(笑)

今年は当院の開業25周年という節目にあたります。またスタッフ織田の国家試験という最大の節目でもあります。できるだけ色んなGを取り除き9cm身長が伸びるような年にしたいです!(笑)どうぞ今年も真弓接骨院をご愛顧くださりますようお願い申し上げます。                

 2018 1月            院長 真鍋直幹      

 

2017最後の更新です!

一昨日、気象庁が「今年はラニーニャ」現象の影響で「冬が寒くて長い」と発表しました。このHPの読者の方へは今年の前半に「今年は「ラニーニャ」ですよ!と記事でお伝えしてましたのでこうなることは予想していたかもしれませんね!

梅雨時期よりそれ以外の月のほうが雨量が多く、夏は西日本より東北や北海道のほうが気温が高かったですよね?偏西風の流れもあまり移動せず、台風が来れば同じコースばっかりを通る。同じく偏西風の位置や気圧配置が全く移動しないがために梅雨前線、秋雨前線と全て一定のエリアに滞在。

その結果九州の大分エリアでは集中豪雨のため大きな被害が出ました。海流も勿論異常な動きをし、本来の黒潮海流とはルートが外れ、秋刀魚が全く捕れませんでした。来年は平穏無事な年になって欲しいものです。

当院の今年はと言いますと、県外からの患者さんが本当に多い年でした。有り難いことです。徳島県をはじめとし先日は今治からもわざわざ来院されました。ほんとうに遥々遠方からお越しいただきありがとうございます。来年もどうか真弓接骨院をよろしくお願いいたします。

さて、当院のスタッフ織田(見た目は美人ですが性格は男並みにしっかりしてます 笑)も2年9ヶ月接骨院の学校に通い、いよいよ国家試験が始まりました。来春には私と同じ「柔道整復師」になれるよう祈ってます。そのためブログの更新が遅れることをお許し下さい。

そしてついにこのHP開設10周年を迎えました!当時、HPがある接骨院自体が少なく、ブログなんてありませんでした。そんな中、一人でも多くの方に本物の医学の情報をと思い自力で開設したのが今となっては懐かしいです。患者さんやスタッフなどにも相当協力していただきました。そうやって皆が一つの志に向かうってのは素晴らしいことだったと今でも思います。

時代は変わり、現在は情報が氾濫してます。患者さんも「何が本物で、何が正しいのか?」さえ掴めなくなってます。だからこそ、当院もアップデートしながら「本音で本当の情報」をこれからも発信したいと思ってます。

来年は当院も開業25周年になりますし、このHPも11年目に突入します。何かと節目のような年にスタッフ織田も先生になることでしょう。私の志を織田が引き継いでくれると信じて期待してます。

最後に、今年を締めくくるにあたって私の尊敬する獣医師「野村潤一郎」のブログからの言葉を引用させていただきます。

「生きるために働くのが普通であり、働くために生きるのはおろかであるという方もいますが、私の場合は働くために生きてます。疲れ果て、例え物理的なエネルギーが枯渇していてもこの身を燃やし燃料として応えます。」

私は一人でも多くの方を救うためにこの世に生まれました。この気持ちはこれからもずっと変わりません。本年も当院をご利用いただきありがとうございました。来年もどうか真弓接骨院をご愛顧くださいますようお願い申し上げます。そして来る年2018年も一人でも多くの方々が笑顔になれますように・・・。             2017年12月 真弓接骨院院長 真鍋直幹

 

お金で買えないもの

今年は夏が短く、秋も短く、一気に真冬に突入するという四季が全く感じられない年でした。相変わらず聞いたことがない「異常天候早期警戒情報」などという新しいような古いような気象用語がテロップで流れてます。今朝も12月下旬並みの気温だそうです。1ヶ月早く進んでる気がするのは私だけでしょうか??

そんな変な低気温の中、先週ついに我が家のパソコンが一台壊れました。幸いこのHPのソフトが入ってるパソコンではなく、HP用のパソコンが壊れた時のために予備で準備してた後発のほうが先に壊れてしまいました(笑)。

慌てて行きつけの電機ショップの信頼できる方に電話しましたところ「残念ですが寿命ですね」との事。頭のいい彼は続けてこう言いました、「先生のお話や症状から、どの箇所のどの部品が壊れたかも実はわかります。でもその部品を取り寄せて修理したところで他の箇所でも問題が起こってるのでは?と思います。」との事。

実は彼はかの有名なワープロソフトの「一太郎」を開発した元プログラマー。私が絶対の信頼を置いてる方なんです。その彼が言うのだから間違いありません、寿命なんでしょう。そこで早急に新しいパソコンを購入しなくてはならないので相談すると「今次のパソコンを手配してます」って言うではないですか(笑)。私と電話で話しながら反対の手元では同じ機種を店のパソコンで他店の在庫も含めて検索してたんだと思います。そして二日後彼の店に行くと「ラッキーでした。1台だけ在庫がありましたよ(笑)。他店からも注文が一杯入ってるのでこの一台をあの時押さえてなければ3週間待ちでしたね(笑)」って。素晴らしい段取りの良さ!(笑)。

しかも「これに増設するメモリーなんですが正規品でなくても正常に可動しますのでこれを2個増設しましょう。それとこれとこれが安いので・・・・。」と既に彼は我が家でいかに早急にパソコン環境を整えるのかをA4の大きなメモ用紙にぎっしり書いてるではありませんか!それを見ながら次々と計画を立ててる。だから話しが早いんです。それはお見事としか言いようが無い段取り力。おそらく彼は二日前に私が電話した瞬間から動いてる!ひょっとしたら帰宅後までプライベートな時間を使って私のことを考えてくれてた。それくらい「一人の人を思う」力が原動力となり彼は動いてくれた。だからお客さんは信頼するんですね、きっと彼を。

一通り我が家での設置までの話しをした後にお値段を聞くと、既に値引きもしてくれてました。果たしてその金額が他店より安いのか高いのかかは私はわかりません。いや、このご時勢なのでスマホで検索すれば数十秒でわかります。でもね、そんなことはどうでもいいんです。彼がそう言うならそれでいいんです。だって彼が私のために使った時間を考えただけでも嬉しい。

人って「如何に自分が居ない時に自分を思ってくれてたか?」っていう気持ちがもの凄く嬉しいもんだ。彼氏が彼女にプレゼントするときも同じ。彼女はプレゼントの品が嬉しいのではなく、彼氏がわざわざ店に足を運び選んでくれたという「事実」が嬉しいもんだ。そういうことをいつも彼は私に教えてくれる。

これは私の仕事でも同じなんです。治療中だけでなく、プライベートな時間にでも「今度はこんな治療方法へ変えてみよう」だとか、「こないだの治療であの人はどうなっただろうか?」とか考えてしまう。きっとこれは「そうしよう!」と思ってやってるのではなく「その人が喜ぶ顔がみたい」だけなんだと思う。それがわかる人にはわかる。だから彼でなくてはならないのだ。色んなことを含めていつもありがとうね!○○電機のMさん!!いつも勉強になります!広島へ転勤になったら広島まで電化製品買いに行きますね!(笑)

 

心のシワを増やす!

先月から徳島県の患者さんが猛烈な勢いで増えました。

元々当院は県外からの患者さんも多いのですが、こんなに徳島県から続々と来られるなんて初めてのことです。徳島市内から高速道路に乗りはるばる2時間もかけて来られると、帰りが心配でして(笑)。出来るだけ早く良くなってこんなに遠いところまで来なくて済むようにしてあげたいのですが、どうしても数回経過を診なくてもいけない場合もありまして・・・。それでも徳島の方は通院することを苦にせず逆に楽しんでるようにさえ思えるほど真面目に来られます。ご縁ですね~人と人との出会いは。

自分ではなかなか自分の事は分らないもので、こんなに遠くまで来られてまで治そうとする患者さんの気持ちに押しつぶされそうになり毎日ヘトヘト・・・。それも初めてお逢いする新患新患ですからもの凄く集中力を要するんです。

そんな時いつも想うことがあるんです、「あ~もっと心のシワの数が多ければな~」って。

体の痛みって心をも病ますんですよね、その逆も然り。どちらが病んでも元気ではいられない!なぜこれだけ保険者が厳しくしても患者さんは接骨院(整骨院)にかかるのか?っていうと病院には無いものを患者さんが求めてるからではないでしょうか?ただ単に痛みが取れればいいのではなく、「信頼できる先生に診てもらうことによって痛みが和らぐ」ことを患者さんは望んでるんですよね。だから一番大事なのは先生と患者さんとの信頼関係にあると思うんです。だって自分の体を預けるんですから、先生に。

その逆に、先生側からしても「この患者さんは必死に努力して言ったことを守ってるな~」って感じればそりゃあ必死になるでしょうし。先生も患者さんも同じ人間なんですから。そうなるとお互いの心のシワの数が合うかどうかも重要になってくるんですよね。心のシワって人それぞれだし生まれ育った環境も違いますし経験や体験も違うわけですから。でもね、先生と呼ばれし者は「自分が経験したことがなくても分ってあげられる器」ってものがいるんですよ。それが「プロ」です。そういう私も若い頃にはスタッフを叱ったり患者さんにも本音を言ったりしました(笑)。ついつい「良くなってもらいたい!」っていう気持ちが先にたってしまってね。でもこの歳になって(どの歳だっつーの?(笑))もっともっと心のシワを増やさなきゃ!って思うんです。そしたらまだまだ沢山の方々の力になれる!。そのためには大量の本を読み、人の話しを聞いて日々勉強なんですね。「心のシワが多い人は相手の心のシワの有様を理解できる」。そんな先生でありたいと思います。今も徳島市内から大雨の中患者さんが来られてます。私という人間を信頼してくれてるからこそ。全力を発揮しますね!そろそろ戦場へ向かいます!

 

人間って面白い!

当院のスタッフ織田が先日から面白い内容のブログを書いてますね~。

NHKで人体の不思議みたいな内容を放送してますが非常に勉強になります。実際問題として医学部の学生も接骨院の学生も学校で初めて聞く医学用語の多さに悩まされます。解剖学ではやたらと「月へん」が多い専門用語(笑)。生理学では聞いたことの無い「カタカナ」の専門用語の連続。正直丸暗記するしか方法がないんですよ(笑)。しかも僅か3年間でそれらの用語を丸暗記しながらの国家試験。じっくりその用語の意味や役目も理解しないまま学生時代って終わってしまうもんなんです。

そんな状態で即「開業」なんてしてしまうと、もう二度とそれらへの疑問を教えてもらえる機会がなくなってしまいます。そうやってどんどん記憶は薄れていき、

「私は接骨院の先生なんだから、そんな難しい医学用語なんて関係ないよ」「そんなこと知らなくても腰が痛いなら腰を触っていればいいんだから」

というふうに益々医学の勉強をしなくなるもんです。

ところが、人間って「そんな単純な生き物ではない!」ってことに段々と気付いてくるんです。

「腰が痛いなら腰だけを診ればいいのでは?」と一般の方は思うかもしれません。でもね、そんな簡単な単純な構造をしてないんですよ、人間って。いや、「人間に限らず生命体全て」が想像以上に複雑な構造を持ってるんです!これは植物でも同じです。だいたい雨も降らない砂漠でも植物は生きてるんですから。人間も同じなんですよ。

よくテレビで「病気の原因は腸にあった!」だとか、「病気の原因は腎臓にあった!」なんて如何にも「それが全てであるかのように一般人の心を揺さぶる」ようなタイトルをウタいますが正直どれも正解で、どれも間違いです。なぜなら、「そんなに人間の体って単純なもんではない!」からです。悩んだら食欲も落ちますし、疲れると無性に甘いものが欲しくもなったりします!じゃあ食欲が落ちたのは胃が悪いからでしょうか?違いますよね?胃が悪いのではなく「悩みがある」ことが原因ですよね?では医学的にこれを証明しようとすれば、「悩みがある」→「自律神経が興奮する」→「自律神経支配下の胃の消化酵素の分泌が悪くなる」→「結果、胃が悪い」となるんでしょうがそうなんでしょうか?ここで胃薬を飲んだところで胃はよくなりますか?この問題点は「悩み」という心や思考に影響を受けてるわけですから「その悩みを解決」することが一番の近道ではないでしょうか?という具合に、肝臓のこの成分が云々、心臓のこの数値が云々も大事ですが、原因を掴むために「どこまで関連性を辿り遡れるか?」が一番大切なことだと私は思ってます。

このHPの読者の方はご存知だと思いますが、人間の体のことで今現在わかっているのは「ほんの僅か」でしかないんですよ。西洋医学でさえ30%しかわかっていないと言われてるんですから。でも限りなく100%人間の体の構造を知るためには、これら個々の情報を繋ぎ合わせる作業が必要になります。もちろん遺伝子レベルのことまで繋ぎ出すとキリがありません。

でもね、だから人間って楽しいんだと思います。答えが無いから楽しい。パーフェクトになれないから限りなくパーフェクトに近づこうとする。その過程が大事なのであって結果が全てではない!なぜ?どうして?という疑問があって初めて人は成長する。それが学習です。

かのイチローも「凡打の中に答えはある」と言ってます。失敗したからこそ正解が見える。そうやって遡りながら原因を見つける作業をする。失敗した経験を繋ぎ合わせて遡る。これを続けてる間は成長してるってことなんです。個々を知ることは難しい。でもそれらを繋ぎ合わせることのほうがもっと難しい。だから人間って楽しいんだと思います。

ここ最近NHKでは医学生のため?って思うほど興味深い専門的な医学をわかりやすく番組にしてます。是非興味のある方はご覧になってください!注)NHKの回し者ではございません(笑)

 

自己投資力

人ってなかなか目に見えないものに投資することを躊躇するもんです。

例えば己の物欲から何かを買うことへは容易くお金を使うのに、自分を磨くための投資ってなかなか出来ません。そもそも向上心がなければ自己投資なんて出来るものでもありませんが・・・。

私は基本的に「古本」は買いません。何故なら「古本」は「誰かが読んだ後の本」だからです。もちろん娯楽の本や漫画は古本でもいいんです。でも、「ここぞ」っていう自分を成長させる可能性がある本は必ず新刊を買うことにしてます。だって誰かが読んだ後の本って、本のエキスを初めて買って読んだ人が吸い取ってる気がするからです。誰かがその本を手に取り「いい!」って感じたから購入し読んだわけです。そしたらその本の「いい!」ってところは「最初に買った人が吸い取ってしまってる」はずなので結果、「本の抜け殻」にしか感じないんです。いえ、これは私個人の感じ方だし意見なので皆さんは気になさらないで下さい。「古本」だろうが「新刊」だろうが、「本の内容は同じだ!」って方はいらっしゃるでしょう。それはそれでいいんです。何なら「本なんてお金が勿体無い!かさ張るしスペースとるし、パソコンや携帯に同じような事が載ってるからそれでいい!」ってのもアリだと思います。時代が時代ですから・・・。それで人生が変わるような何かが見つかったならそれはそれでいいと思います。

でもね、一番大事なのは、「お金を払ってでも形には見えないものを手に入れたい」っていう向上心だと思うんです。身銭をけちるほどあなたは安いんでしょうか?

例えば「健康」にお金をかけれますか?

健康なんて目には見えません。病院の健康診断でも異常ないし、強いて言えば腰痛と膝が痛いくらいで生活に支障は無し。ところが人間って生まれた瞬間から「死」に向かってますよね?もう若返るわけでは無いので老化へ必ず向かうんです。

でもちゃんと「健康」に働け生活できることが「いかに幸せか!」ってことを分ってる人は「そこへの投資は惜しみません」。いや、むしろ積極的に健康へ投資します。これも自己投資です。今この瞬間に目に見えるものはありません。けどその投資は「長い目で見る」と絶対に「自分のため」になってるんですよね。

アメリカでは病院で最低限の薬しか出ません。その人に必要な栄養素などは本人に説明して本人がドラッグストアーなどでサプリメントを購入し生活から改善するのが当たり前になってます。そうやって自然と「自分の体は自分で責任を持つ」という姿勢を国民が身につけています。だって自分の体が壊れたら自分が困るんですから。そのためにも「自己投資を惜しまず健康な状態を維持するのは当たり前だ」ということを一人一人が考えてほしいものです。自分への投資はあなたの価値に必ず比例しますからね。

 

私の夢

やはり何事にも寿命ってものがあります。当たり前のように使えたり生きていたものでも必ず寿命ってものがきます。

皆さんは瀬戸大橋の寿命ってご存知でしょうか?え?瀬戸大橋っていつまでも永久的に大丈夫なのでは?なんて思ってませんよね?

実は瀬戸大橋の寿命は当初から100年を目安に作られてます。完成し開通したのが1988年4月10日。既に29年と5ヶ月が経ってます。あと70年経てば架け替え工事が必要になってきます。でもこれは当然の事なんですね。金属の疲労や劣化もあれば、自然環境の影響もあるわけでして。部分的な補修をしながら寿命を延ばすのか?、はたまた一度全部壊して架け直すのか?は2088年頃の工事の技術にもよるのでしょうが単純に計算すれば、100年で寿命ってことです。

以前ここで書きましたが、当院のこのHPとは別に今はスタッフ織田がメインで更新してるブログがあります。事実上はそちらに移行してますが、ついにこのHP用のパソコンが壊れてきました。ウィンドウズXPなのでソフトのほうも修理ができません。今年の12月でHP解説10周年になるのですが、ここへきてパソコン自体が壊れ始めました。

私の夢は「総合病院のような接骨院」を作ることなんです。例えば膝が痛い患者さんは膝専門の先生が診る。肩が痛い方は肩専門の先生がというように。もちろん、膝や肩だけが診れるのではなく全身が診れるけど専門的に診れる先生が居るというような。しかも宿泊施設を隣に併設して遠方からの患者さんやご家族の方もゆったり休養できたり。アメリカではそんな骨専門の治療院があったりするんですが・・・。なんせ日本は法律だの規則だのの制約が多すぎて・・・。でもこの夢はきっといつか実現させたいです!施術の後にホテルでゆっくり美味しいものを食べながら休養する。絶対健康になると思いませんか?そんな話しを師匠やスタッフとするのが楽しいです。夢って大事ですね!そのためにもこのHPは色んな情報を発信するツールとしていい仕事をしてくれました。今現在も、このパソコンを騙し騙し使いながら記事を書いてます。もしこのHPからの更新が滞ることがありましたらパソコンが終わったと思ってください(笑)でも、スタッフ織田のブログは更新してくれると思いますので是非そちらをメインで応援してくださいね!ウィンドウズXPが完全に壊れるまで私もこのHPの金曜情報を更新します!!

 

痛みの経験はいつか活かされる!

実は今、怪我をしております(笑)慣れないサンダルを履いたのが原因で右足の第4中足骨を捻挫したようです。久しぶりの捻挫なのですが、やっぱりどこを怪我しても痛い(笑)

そして怪我の度にいつも思うのが「患者さんってこういう痛みで来られるんだろな~」って。

スタッフの織田も先日専門学校の柔道の授業中に右膝を捻挫し負傷。「先生、やっちゃいました。右膝を投げられた時に痛めました。治療してください(泣)」って(笑)膝は単独で痛めるというより他の部分と合併しながら痛めることが多く、案の定靭帯と半月版も痛めてました。2回ほど治療して今は良くなったようですが、これもいい経験になったと思います。膝が痛いということがどういったものなのか?は痛めた人にしかわからない。食べたこともない料理を作るのと一緒で、食べた者にしか分らないものって必ずあるんです。織田も「膝の痛みってこんなに痛いのか!」って感じたと思います。

そうそう、今朝テレビで「無痛分娩」を特集してました。何年か前にここで記事にもしましたが、人には経験すべき痛みってのがあると思うんですよ。本当は、怪我や痛みなど経験したくも無いし何事も無く生活できるのが幸せだとは思うんです。でも、人には「経験しなくてはならない痛み」ってのもあると思うんです。その一つが女性だけが経験する「陣痛」なんですね。陣痛って女性だけが経験するものだから不公平!って感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、逆に言えば「女性の特典」でもあるんですね。いくら男女平等の時代になってもこれだけは変わらない。だったらその陣痛を楽しもうじゃないか!ってポジティブに考えて欲しいんです。だって二人が愛し合った結果、女性だけが経験できる陣痛じゃあないですか?愛する人との子供を「命がけ」で産む。人生の中で、自分の命と引き換えにしてでもやり通す出来事なんてそう滅多にあるもんじゃあないでしょ?

私の母がよく言ってました「あんたは逆子で早産で、本当にお母さんは死にそうだった。でも何が何でもあんただけはこの世に出てきて欲しかった。だから竹が割れそうなくらい拳を握り締め頑張ったんよ」って。そうやって涙しながらでも必死に産むことで、「親子の愛情」や「絆」は強く結ばれるのではないでしょうか?そこまで頑張って産んでくれたからこそ、特攻隊の戦士たちのように最後は「お母さん」って叫ぶのではないでしょうか?今朝のテレビでは若いご夫婦が病室で出産を待つ風景が映されてました。ご主人は一生懸命に奥さんのベッド上の姿をビデオ撮影。奥さんは横向きで携帯をいじっていつもの自宅みたいに。麻酔科の先生が硬膜外腔に注射をして分娩室へ。あっと言う間に苦しむ間もなく出産終了。赤ちゃんの鳴き声がして始めて母親が気付き笑顔に。まるでベルトコンベアーに物を載せて自動で運ばれてくるように。確かにこれで出産は完了。でも何かが違う!!もの凄い違和感。それは・・・「人としてどうなのか?」だ。この「人としてどうなのか?」が今どの世界でも見失われてるように思う。過程なんてどうでもいい!結果が全てだ!という意見もあるだろう。苦しんで産もうが楽して産もうが産まれる事実に変わりないじゃないか!っていう意見のほうが多いのかも知れない。でも人を診るのが職業の者からすると「そうじゃないんだ!」って言いたくなる。無痛分娩で産んだ母親は、また我が子に無痛分娩を勧めるだろう。そうやってどんどん何かが歪んでいくのだろうか?結果より、過程のほうが大切な時があると思うのは私が古いからかな~~???

 

本当にみんな守っているのか?

当院へお越しの患者さんには春前にお話したのですが、予想通り今年は異常な天候を呈しています。エルニーニュの逆のラ・ニーニャってのもあるんですが冬が長く夏は猛暑。先月の6月なんてまだ夜中は寒かった。しかも梅雨が明けてるにもかかわらず太平洋高気圧は日本列島を覆わず大陸性の高気圧に覆われてる状態。その関係で梅雨前線が同じ場所に居座り南からの湿った空気がそこへ流れ込む。だから同じ場所に長時間雨を降らせ、結果として川が氾濫し町が浸水する。「記録的短時間大雨情報」なんていう気象用語は今年初めてできたんでしょうか?聞いたことがありませんでした。こんなに毎日毎日ニュースで日本全国のあちこちで浸水してる映像が映されるのは前代未聞の出来事なのではないだろうか?

人間って不思議なもので、初めて観た映像には敏感に反応するのだが、毎日毎日となると感覚が麻痺して当たり前として感じ始めるものだ。

PM2.5も同じで、当たり前のように基準値を超えるようになると誰も反応しなくなる。

その一番の原因は、「目に見えない」からである。こと「日本人は目に見えないものは信じない」傾向にあるのが一番厄介だ。今でこそ「騒音は何デシベル以下」でなんていう一般人には到底計ることのできない基準値が設けられてはいるが、では夜中に公道を爆走する暴走族はいったい何デシベルの騒音を発しているのやら。田舎では相変わらず野焼きは当たり前で、時にはビニールやプラスチックでさえこの時代に平気で燃やす輩もいるのが現実。地震がこれだけ各地で起こっているのに、ここ高松でも高層マンションは相変わらず乱立し「即日完売」(笑)。うちの近所では焼肉屋が連日煙を放出。併せて深夜には民間給食会社がせっせと惣菜を炊いて臭いを放散(笑)。臭いだけでご飯が一膳食せる(笑)。

そうそう、今朝なんて北九州地方のPM2.5なんて100μgを越えてます。36μg以上は「持病を持ってる人は注意してください」、70μg以上で「不要な外出は控え屋外での運動は控えてください」。

じゃあ100μg以上ならどうすればいいの??今日も九州各地で選抜高校野球はやってますが??一昨日は大阪でも90μg越えてましたよ??基準値をせっかく設けても、それを守らないなら何の意味があるんでしょう??意味のない数字??

しかも厄介なのは「ある事柄には厳しく取り締まり、ある事柄には緩い」ってのがこの国のお決まり(笑)。制限速度50キロは50キロ(笑)。今朝の「お天気検定」の気象予報士の依田さんは「北九州では102μgです。十分に体調に気をつけてください!」って戸惑いながら呼びかけてました。その表情からも数字を読み上げながら「凄っ!」ていう驚きが隠せませんでした。

目に見えない公害は誰も取り締まってはくれません。傾向と対策をするのは自分だけです。色んな情報を入手し、厳選しながら行動にうつすしか今はありません。世界中の人々が立ち上がり、早く地球の環境を守りたいものです。

日本初のPM2.5付き天気予報

皆さんも毎朝何気に天気予報を観てると思いますが、どの番組の天気予報を観てますか?ZIP!の中で数十秒間だけやってる天気予報?だったり、いや、わしはNHKしか観ない!って方もいらっしゃると思います。また学校や会社に遅れるからほとんど観ないよ~って方もいらっしゃるでしょうね。

私はテレビ朝日の「グッド!モーニング」の中の「お天気検定」を必ず観てます。一番の理由は、気象予報士の依田司さんの解説がひじょうに上手だからです。今日一日の具体的な動向や、今後どうなっていくのかを的確に分りやすく説明してくれます。

そんな天気予報ですが、この春から「PM2.5情報」もお天気と併せて解説してくれるようになりました!これは間違いなく日本初の出来事ですね。本来はPM2.5の量などは別枠でそのコーナーを設けてもいいぐらいなんですが・・・。目に見えないと何も起きていないという安心感を得るために、情報は必要最小限しか流されません。しかも日本の中心地である東京や関東でPM2.5が大量に観測されない限り、いくら地方で濃度が濃くても一切マスメディアでは取り上げてくれませんでした。それが今回初めて「お天気検定」の番組でPM2.5の量を同時に解説してくれるようになったんです。

今は2017・7月。PM2.5の危険性をこのHPでも訴え始めて10年目。やっとこの健康被害に着手してくれました。本当に嬉しい出来事です。

まだ「お天気検定」の内容では千葉、埼玉、東京、茨城、群馬辺りでPM2.5の濃度が高いところを記載し解説してるようですが、全国で一番濃度が高い地方のことも発表してます。先日は全国の中で香川県の観音寺市が一番濃度が高かったようでした。それも口頭で気象予報士の依田さんが解説してました。まだまだ関東中心のPM2.5情報のようですが、こうやって「PM2.5」に注目を集め一般の人々に知らせることが先ずは第一歩なのではないでしょうか?毎朝7時38分頃から「お天気検定」はやってますので是非ご覧になってください!

因みに毎回お天気にまつわるクイズがあり、ポイントが貯まると景品に応募できます。毎月応募してますが当たりません。今月は空気清浄機付き扇風機を是非獲得したいです(笑)。あと1ポイントだ!(笑)。

 

愛して愛して愛しぬく!

いつも思うのですが、女性ってほんとに手荷物が多いですよね?男性なんて財布と免許証と携帯だけですみますもん(笑)。

こないだ免許の書き換えで免許センターへ行ったんですけど、前の席に座った若い女性なんて家出をしてきたの?っていうくらい大きなバッグ持参で(笑)。ちょろっとはみ出してたのは分厚い単行本!まあ読みかけの本なんでしょうが、わざわざ単行本を持ち歩かなくても文庫でいいのでは?ってね(笑)。

そういえば当院のスタッフ織田も大量の荷物(笑)。まあ教科書や柔道着やらで多くなるんでしょうね~~(笑)。そして最近はその手荷物プラス「骨格模型」!!(笑)。全身骨格の4分の一の模型に、等身大の骨盤の模型を抱きかかえながらの移動(笑)。この前なんて仕事帰りに織田が「先生、こんなに骨の模型を抱えながら世間を歩いて変に思われませんかね?」って聞いてくるし(笑)。「変やろ!!それわ!!」って爆笑しながら見送りました(笑)。

なんでこんなに骨格模型を持ち歩いてるかと言いますと、「体に解剖を教え込む」ためなんです。私の師匠に教えられたのは、「骨の模型に毛布をかけて、その毛布の上から骨を触って形を覚えなさい」だったんですが、その話しを織田にしたところ実践してるようです。

私たち施術者は悲しいかな「直接骨を触れません」。必ず筋肉や神経や血管や皮膚などを介して骨の状態を検査しなければなりません。それも手だけを使って。そうすると一番大事になってくるのは「イメージ」なんです。色んな検査を手で行いながら、「今ここはどんな状態なのか?」を「頭の中でイメージ」しなくてはなりません。このイメージ力を磨くには、「解剖学」が理解できていないと不可能なんです。いや、このイメージ力が先生の器そのものなのかもしれません。それには日夜「人間の構造」を頭の中で描き続ける必要があります。そして体の構造をイメージしながら次に行う治療はどうすべきか?という「シュミレーション」を行うのです。

例えば、外科の先生ならば手術の前には「ここをこうしてこうやってみよう」という計画を立てますよね?私も同じです。「前回ここをこうやって治療したから次はこうやってみよう!」だとか、「こないだこうやってみたら好反応だったからこれを続けてみよう」だとか頭の中で次にやるべきことをシュミレーションするわけです。これは先生ならば当然やるべき事だと私は思ってます。その日、その場だけ「その患者さんを診る」だけなら「先生は何も考えなくていい」わけですから。そりゃ楽です(笑)。だってその場限りの行為だけでしかありませんから仕事が終わったら趣味のなんかでもやろっか!ってね。違うんですよ、私の医学は。寝ても覚めてもシュミレーションなんです。夢の中でも患者さんを診てる(笑)。それが使命なんです、先生と呼ばれし者の。だからやっぱり趣味=仕事なんでしょうね(笑)。

織田も学校の実習にさえ骨格模型を持っていくなんてマニアックなスタッフです(笑)。でもそれでこそ私のスタッフ。一日も早く私の右腕として活躍してくれることを期待してます。好きに勝るものはなし!骨を、人間を愛して愛して愛しぬこうぜ!

続 PM2.5に臭いはあるのか?

先ずは昨日からの大雨で被害を受けた福岡、大分、島根の方々にお見舞い申し上げます。まだ現在大勢の方々が孤立したり行方のわからない方々がいらっしゃるようです。一日も早く救出され復興されますようお祈りいたします。

前回この金曜情報で海の異常気象について書いたばっかりの矢先のこの豪雨。なんて言いますか・・・、言葉にならないような出来事で・・・。まるで東北の震災を思い出すような川の氾濫。「特別警報」なんていう紫の文字の警告表示は「数十年に一度起こるかどうか」の稀な災害の警告であるはずなのに、まるでいつもの「警報」を見るように、頻繁に最近は表示されだしました。これ以上の災害が起きたときには何て表示されるのでしょう?

気になったので気象庁のHPを覗くと、これが最高の警報のようでした。そして今回の雨を降らせた雨雲レーダーが何度もニュースで流れていて気付いたのですが、この雨雲の流れに沿ってPM2.5が中国から流れ込んでるんですね!

メカニズムとしてはこうです。

「梅雨前線が北陸方面に居座っていたのが南下」→「中国地方から四国にかけて居座る」→「そこへフィリピン付近にある熱帯低気圧から湿った空気が流れ込む」→「結果大陸(中国大陸)から断続的に雨雲が島根、佐賀、福岡、大分へと流入」→「特別警報発令」

になったようです。その間に、雨雲の流れに乗って「PM2.5」が流れ込んできた!。

その証拠に、先週末頃から頭痛や倦怠感があった患者さんが非常に多いのではないでしょうか?。

そんな折に、当院のブログへコメントがありました。内容は「PM2.5の情報で少ないとかほぼ無し」とあるのに「何か燃やしたような臭いがあるのですが・・・予報で少ないとあっても臭うものでしょうか?」とのことでした。おそらく西日本在住の読者の方だと思いますが、このメカニズムをご理解いただければお分りになると思います。

確かに梅雨入り前に比べるとPM2.5の流入量は激減しています。皆無の時もありますが、この時期は梅雨前線の位置や雨雲の流れによって「ピンスポット」で多い場所があるようです。

例えば香川県で言いますと、西讃(讃岐の西の方面)地域の観音寺市内では50μmgなのに対し、当院があります高松市香川町では3μmgであったりすることがあります。香川県はご存知のように日本一県の面積が小さな場所です。その小さな面積でもこれだけの差があったりするんです。ちなみにこの距離はわずか40kmもありません。同じ県内でも、ひょっとすると同じ町内でも、僅かな距離の差で「地形変化、気象、風向きなどの影響を受け濃度は異なる」と断言してもいいと思います。

また、PM2.5の臭いについても一部の患者さんやブログの読者の方々のご協力により情報が集まって参りました。引き続き「PM2.5って臭いがあるよ!」っていう情報をお持ちの方は是非ブログやHPの方へご連絡をお願いします!!

十数年後の我が子や家族のためにも一人一人がこの問題を真剣に考えていきましょう!!

富栄養化とは?

釣りをする方ならよく耳にするでしょうが、漁業を営む方々でさえこう言います「瀬戸内海には魚がいない」と。

確かに魚が減ってます。それは海を覗いただけでも感じるくらい生命反応が無い。勿論、海流や海の環境によっては魚のストック量が多い場所もありますが、全体的に間違いなく魚は減ってる。何故こんなに魚が減ったのか?確かに海水温の上昇っていうのもあるのでしょうが、水質に一番問題があるように私は思います。

先日来ニュースにもなりましたが、鎌倉や横浜の海岸で赤潮が発生。一昨日は千葉や東京湾で青潮が発生したそうです。ではこの赤潮や青潮とはどういうものなのか?を今回はお話したいと思います。

先ずは学生時代、理科や社会で習った「富栄養化」をおさらいします。ここからはウィキペディアに記載されてる説明を引用します。

「富栄養化とは、海・湖沼・河川などの水域が、貧栄養状態から富栄養状態へと移行する現象をいう。本来富栄養化は、形成されたばかりの池や湖が、遷移によって湖沼型を変化させてゆく非人為的な過程を示す言葉であった(自然富栄養化)。しかし近年では、人間活動の影響による水中の肥料分(窒素化合物やリンなど)の濃度上昇を意味する場合が多い。富栄養化の要因は下水・農牧業・工業排水など多岐にわたる。このような富栄養化は生態系における生物の構成を変化させ、一般には生物の多様性を減少させる方向に作用する。極端な場合では赤潮や青潮などの現象を二次的に引き起こすため、富栄養化は公害や環境問題として広く認識されている。」

1977年5月に琵琶湖では周辺での工業立地や人口増加により赤褐色のプランクトンが大量発生。「淡水赤潮」と呼ばれたそうです。その原因の一つとして、合成洗剤に含まれてるリンであることがわかりました。そこで県民が主体となりリンを含む洗剤の使用をやめて天然油脂を主原料とした粉石けんを使おうという運動が始まりました。これを「石鹸運動」と呼んだそうです。その結果、今も小鮎や鮒などが捕れる綺麗な淡水に戻っています。

アフリカのセレンゲティ草原では、毎年「ヌー」が大量に川で溺死するそうです。その数6000頭!そして一部の死体は他の肉食動物の餌になり、殆どが川の栄養素となるそうです。そうやって自然界では他の生物のために栄養のバトンタッチがおこなわれてるんですね!

ところが、人間はどうでしょう?次の世代へ、他の生物のために何をしてあげてるんでしょう??瀬戸内海から魚がいなくなる前に、真剣にバトンを誰に渡すのか?を一人一人が考える時期にきたのだと思います。自然に逆らうと、自然界にはないようなことがいつか起こるのではないでしょうか?

職人とは?を考える

先週、母の墓参りをしに行く途中、建売住宅がたくさん並んでるのを見てびっくり!普段あまり外出しない私。まあ住宅兼店舗ですから当然なんですけどね。一ヶ月その道を通ってなかったんですけど、どんどん家が周りに建ってる!カフェも新しくできてるようでしたので店の雰囲気を覗いていたらびっくり!そのカフェの隣になんとか整骨院って看板があるではないですか!いつから??って驚きましたよ(笑)。しかも私と同じ会の会員(笑)。うちから数百メートルで徒歩数分のところ。まあコンビニの数より整骨院、接骨院が多い時代ですからね~。当たり前といや当たり前なんですが一言挨拶があってもいいのでは?と思う私は昔気質なんでしょうね~。

昔気質と言えば、先日の報道番組の特集で、3ヶ月で寿司職人になれる!ってのをやってました。どうやら女性の店主らしくミシュランの星を頂いてるそうで。以前もその関連の記事を私も書きましたが、今回は相当視聴者からの意見が殺到したようでテレビ局も困惑してるようでした。

先ずその寿司職人の大将らしき女性が寿司を握るところから映像が始まりました。するといきなり長い髪がうっとうしいのか髪を手でかきあげました。その手で舎利を握りネタを掴んで手際よく握ってます(笑)。それを食べたモニターは美味しいと絶賛してます(笑)。この時点でツイッターや掲示板にこのような書き込みがあったそうです。

「寿司握ってるのに髪触るとかふざけてる!」

「職人名乗ってんだよな?だったらバイトレベルでさえ気が付く簡単なことが出来ない時点で論外」

「私がバイトしてた和食店で、見習い君が手でアゴを触った瞬間に親方の包丁を持った右拳が綺麗にきまった(笑)」

などと書かれてたそうです。

次に、その女性職人は、まな板の上に包丁を置いてるんですが、刃が自分のほうに向いてる!決まりはないそうですが基本的には包丁の刃は自分のほうには向けてはいけないそうです。それは大切な自分の手を守るためだそうです。職人は手が命。これは私たちも同じなんでよくわかります。

そして第三者からみた感想がこう書かれてたそうです。

「これを見たら、ある程度の修行は必要ですね!」

「そもそも寿司屋の修行が長いのは暖簾の名に恥じぬ味と人物育成の為だからな」

「どっちにしろ3ヶ月程度で人様に出せる料理なんて無理と言っておこう」

などの意見だったそうです。

これはどの世界でも同じ事が言えるのではないでしょうか?

技術だけを、美味しいところだけを盗んで磨き上げても、肝心の「人として」という部分が育っていないのには「人の心を動かす」ことなどは到底出来ないと私も思います。今週から4年目にして初めて当院のスタッフ織田に私の技術を教えてます。もうさんざん「人を診るとは?」を学んだと思うのでいよいよテクニックに入ります。皆さんも影からそっと見守ってやってくださいね!私が言うのもなんですが今時いないような心暖かな優しいスタッフです!

女性の肺がんが急増中!

昔から日本人の3大死因は悪性腫瘍(ガン)、心疾患、脳血管疾患と決まってました。アメリカではこの20年間で22%ガンは減少してるのにも関わらず日本では悪性腫瘍(ガン)が急増してるのです。

その悪性腫瘍(ガン)の男女別でのワースト3は、男性では1位が肺がん(気管支を含む)・2位が胃がん・3位が肝がん以下結腸・膵臓となっています。女性は1位が肺がん・2位が大腸がん・3位が胃がん・以下膵臓・乳がん・肝がん・胆のうと続きます。

ただし、1位と2位の肺がんと大腸がんはあまり大差がなく年によっては前後するようですが圧倒的に肺がんが急増しています。これらの男女比からもわかるように男女共に「肺がん」が急増してます!!

でも皆さんは変だと思いませんか?今現在、国会でも審議してますが「飲食店での全面喫煙禁止」に始まり、これだけ世間から喫煙者がバッシングを浴び禁煙する人が増えてるのに・・・。本来なら、喫煙者が減ってるのですから「肺がん」は減少すべきですよね?ところが、女性でさえ「肺がん」が急増してる!この事実を医学的にはどう説明できるのでしょうか?女性の喫煙者が急増でもしてるのでしょうか?いいえ、違います。これには肺がんの特徴に関連してるようです。

少し難しいお話になりますが、肺がんには大きく分けて4種類あります。

1:肺腺腫ガン(肺の奥のほうのガン)

2:扁平上皮ガン(肺の入り口のほうにできるガン)

3:大細胞ガン

4:小細胞ガン

この4種類です。この中でも60%は1の肺腺腫ガンで次に扁平上皮ガン、残りの大細胞ガンや小細胞ガンは殆ど稀なガンになります。

そして男性の喫煙者がなる肺がんは圧倒的に扁平上皮ガンで喫煙者は肺腺腫ガンにはならないと言われております。

女性に圧倒的に多い肺がんは、1の肺腺腫ガンです。先日歌舞伎の中村獅童が肺がんで騒がれましたが、彼が罹患してるのはこの肺腺腫ガンです。これらの統計からも、肺がんと喫煙の関連性はほんの一部の事でしかないことがお分りいただけるのではないでしょうか?ではなぜ女性の肺腺腫ガンが増えているのでしょうか?タバコも吸わないし、扁平上皮ガンではなく肺腺腫ガン。間違いなく大気汚染に問題があると思います。肺腺腫ガンは肺の奥の奥にあるガンです。そこにガンが出来るためには相当肺の奥まで何らかの物質が入ってきてると考えるのが普通でしょう。人間は、大概の物質には抵抗力もありますし異物を除去する能力を持っています。それでも尚且つ肺に影響を与えることができる物質となれば、よっぽど粒子が細かいものに限られてきます。PM2・5やそれ以下の微粒子による影響。これを否定することは難しいのではないでしょうか?あと10年後、肺がんが男女関係なくダントツの死因1位にならないことを祈ってます。

今朝も北朝鮮のミサイル問題で日本は「猛烈に抗議」したそうです。しかし、目に見えない大気汚染問題で「いつ日本は猛烈に抗議」するのでしょうか??

お待ちしております。

もうどれくらいの人数の患者さんを診てきただろう?そんなもの数えたって意味が無いことなのだが・・・。なかには「これだけの人数を診て来たんだ!」なんて自慢をする先生もいらっしゃるようだが、思わず「それが?」と言いたくなるのが私の悪い癖のようだ(笑)。

一人一人と如何に真剣に向き合い、最善の技術を選択し、それを発揮できるか。私はこれが最も大事だと思うんですよ。そのために常に己を磨き研ぎ澄ませて待つ。それを世間では「段取り」というのだろう。仕事は段取りで決まる!これは間違いないことだと現場で思う。

先日、久しぶりに「もの凄く難しい患者さん」がお見えになった。静止状態で検査しても、動かして検査しても、もの凄く色んなものが見えて私は迷った。こんなに色んなものが一度に見える患者さんは本当に稀だった。胃も具合悪そうだし血圧が低い。泌尿器にも問題がありそうで不整脈も持っている。そしてアレルギー反応が顕著で交通事故によるムチウチも残ったままだった。気がつけば検査だけで時間が相当過ぎてしまった。滅多にそんな私の姿を見たことが無いスタッフの織田も心配そうにその様子を伺ってた(笑)。

何度か色んな検査をした結果から、とりあえず左右に回旋できない首を優先し動けるようにすることを選択した。その結果直ぐに首は回旋できるようになった。

しかし、私には気がかりなことがあった。

「本当に悪いものは隠れる」という人間の特性だ。

例えば、胃がんでお腹が痛い。でも昨日から風邪を引いてる。その場合、どちらの症状がきつく出るかというと、風邪の症状なんです。咳が出る、鼻水、クシャミ、発熱。胃がんという大きな病を持っているが、その症状は一時的に奥に隠れ、今たちまちかかってる風邪の症状のほうが表に出てくるんです。もちろん、これは胃がんと風邪という2種類が同時に起こってる場合ですが、もっと複数のことが起こった場合には優先順位をつけたかのように次々と色んなものは隠れ、たちまちのものが表に顔を出すんです。だから病気って診断が難しいんです。

話しは戻り、その患者さんは首はその場で回ったものの次は後ろへ倒れないので来院されました。そうです、表に見えていたものを取ったら次に隠れていたものが出てきたんですね。それも予想してたので次は完全に交通事故で残っていたムチウチを取りました。すると次は腰が痛くなったんです。これも予想してた通りです。長年のムチウチの存在で腰が引っ張られてたんですね。そのムチウチを完全に戻したことによって腰も正しい方向へ戻ろうとしてたんです。ただ自分の力だけではなかなか戻れないというジレンマになってたようです。だから腰を正しい方向へちょっと戻したとたん全てがクリアになりました。結局4~5回の治療で完治しました。

しかしその患者さんを診て思ったのは「10人分」診たのに匹敵するくらい疲れた」でした(笑)。その患者さんを診た後は半日くらいしんどい(笑)。それだけ頭をフル回転させて集中してたってことだと思います。だからと言って、他の患者さんを適当にやってるという意味ではありませんよ。一人一人に全力で立ち向かってます。私の健康をすり減らしながら患者さんを診るのは当然のことだと思ってますから。ただ私の持っている知識やテクニックをフルに活用しなければ対応できない患者さんっているんです。その疲れといったら半端ない!せいぜい一日3人が限界?って思いましたもん(笑)。それくらい難しい患者さんだったんです、今は笑えますけど。でも良かった良かった!笑顔で次に来てくれるのが一番嬉しい!そのために私はここに居るのですから!どんな痛みや苦しみも解放してあげたい。そのために私は準備してお待ちしております。

異常現象2017

このゴールデンウィークには色んな異常現象が日本各地で起きました。

5月5日には鎌倉の海岸で大量の赤潮発生。地元の方々がインタビューで「わしは85年ここに住んでるけどこんなの初めて見た!」って答えてました。北では30℃越えの真夏日を真っ先に記録した北海道。そういえば今年の桜の開花宣言も関東方面から南下でしたね。そしてなにより寒かった4月。5月の連休も四国では肌寒かったですし曇りばかりで太陽が出ない。「春一番」って一度だけ吹くものだと思っていたら5月がきても強風の毎日。

この連休に釣りに行ったのですが「魚がいない」(笑)。スーパーの鮮魚コーナーを見て回っても、とんでもない地方の魚ばっかり。四国なのに東北のカレイだとか鳥取県の鯖、冷凍の秋刀魚に養殖の真鯛やハマチ。地元では漁はしてないの?って感じるほど地元の魚が並ばないですね~。本来なら今の時期にはキス、マコガレイ、サワラ、イカナゴなどが並んでるはずなのですが・・・。

世界的に見てもオランダの農場で牛が突然暴れ出す現象が起きてるようです。南極大陸では様々な場所で「川」が出来始める現象が起きてるようです。イタリアのミラノ上空では「かつて見たことがないような奇妙な形状の巨大雲」が発生し話題になったそうです。インドでは記録的な落雷群が一つの街に表れ一斉に落ちたそうです。その数89本(笑)。アメリカでは南西部を中心に「24時間で23万回以上」の落雷が記録されたそうです。非常事態となってるのは南米ボリビアでイナゴが大量発生し隣国のパラグアイにまで侵入してるそうです。そしてそして・・・我が家では少しだけ植えたイチゴの苗にイチゴが大量発生!!!(爆)ちぎってもちぎっても大量のイチゴがっ!!!(笑)毎日ボール一杯のイチゴを食べてるせいか咳が止まりました(笑)っと、前代未聞の異常現象が続く2017年ですが後半は猛暑が待ってます。日本だけでなく世界中の情報を集めて自分たちで対策できることはやっていきましょう!

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織田先生誕生!!

突然ですが、「スタッフ織田」が「織田先生」になりました!!

無事「柔道整復師国家試験」に合格しました!自己採点でも合格ラインは越えてはいたんですが、なにぶん発表を見るまでは絶対とは言えませんからね。昨日携帯で受験番号を確認したときの織田の嬉しそうな顔が忘れられません(笑)。本当に嬉しいです。そしてたくさんの患者さんからも「どうやった?合格したん?」とご心配の声をかけていただきありがとうございました!流石は当院へお越しの患者さんたちです。まるで我が子のようにご心配していただきました。そしてこれも織田先生の人徳です。きっと人の役に立ついい先生になってくれることと思います。実は今だからお話しますが、織田先生は想像を絶するような苦労をされてる先生なんですよ。私と出逢ったのは今から7年前で、当時先生は民間の手技療法施設でマッサージをしてたんです。所謂、国家資格を持たない一般の自称施術者でした。資格を持たないので「癒し」と称し全くの素人がマッサージを施す。織田先生はそんな毎日に疑問を持ちながら過ごしてました。私はそんな織田先生に「人の体を触るってのはそんな単純なことじゃない!医学の基礎も勉強してないのに人を触るのは失礼だ!」って何度も何度も耳にタコができるくらい話しました。単なる肩こりや腰痛だと舐めてかかってたら大間違い!例えば悪性の腫瘍が骨にできることもあれば、内臓のガンが骨に転移することだってあるんです!実際、私の先輩の先生で、患者さんが背中が痛いと訴えてたのでマッサージを何回かしてたんですけど良くならないので、病院へ紹介したら末期の胃がんが肩甲骨に転移してた例もあるんです!でもそんな内科的な病気や、解剖、生理、病理などの知識が無いと見落としてしまうんですよ!それが生命の危機に関わる病だった時には訴訟問題になりかねません。先生が人を触るってことは責任重大なことなんです!だから私は織田先生に言ったんです。辛いけど学校へ行き「国家資格」を取れって。正々堂々と「施術してます!」って言えるようになれ!って。取ってくれましたよ織田先生(笑)。ついでに織田先生のことを少しお話しますと、高校は地元の一番の進学校で非常に頭が良い。大学は鹿児島で心理学を専攻。っとここまでの経緯を聞くと順風満帆な学生生活を送ったように聞こえますが実は全く逆。母親は子供が幼少期の頃から病弱で、父親は出張でほとんど家には帰らず姉妹3人が協力し合って生きてきました。大学の学費も今月まで通った接骨院の学校も自分が働いてコツコツ貯めたお金で支払ったようです。それはそれは今時誰も経験しないようなことを織田先生は経験し乗り越えてきました。性格は明るいけど人見知りが激しい(笑)そのせいで冷たく見られがちだけど本当は明るくヤンチャな性格(笑)義理堅く性格は真っ直ぐの頑固者。だけど頼られると男気が出る一本木な性格(笑)っとまあ書くとキリがありませんが良い先生です(笑)これからは患者さんを治すための勉強が待ってます。私が持ってる全てを織田先生に教え、一日でも早く立派な先生になって欲しいです!是非皆様も叱咤激励し応援してやってくださいね。最後に、私から織田先生へこの言葉を贈りたいと思います。確か、カナダのある俳優さんが言った言葉だったと思います。「失敗とは転ぶことではない。転んだまま立ち上がろうとしないことである」さあみんな新しい出発の春です!一歩でも前へ進むぞ!

 

遠回りすることで見えるものもある!

本来は、真っ直ぐ「正解」に辿り着けるのなら、こんなに楽で良いことはないでしょう。

例えば、私の仕事にしても「ここに問題がある!」と思って施術しても結果に結びつかないことも多々あります。出来るものなら「失敗」しないで「成功」へと導きたい。これは誰しもが思うことでしょう。あの世界記録保持者であるイチローでさえ打率4割は難しい。ということは6割は凡打であるという事実。6割の失敗があるからこそ4割の成功の喜びを味わえる。

現にイチロー自身がこう語っている。「失敗しないでそこへ辿り着けたとしても、作品ができたという事実しか残らない」と。そしてイチローはこう続けている。「そうやって失敗もしないで生きて来た人には深みがない」と感慨深いことも語ってる。

確かにそうだ。人の深みや味ってものは、その人が成功してきた軌跡には感じられない。いや、逆にその人が失敗や困難をどう乗り越えてきたか?のほうが重みもあるし説得力を持つものだ。失敗をすることで「どこに問題があるのか?」が見えるのである。この失敗を恐れんがために成功しかしてこなかった者には「どうすれば失敗するのか?」さえわからない。だからイチローは「遠回りしても失敗を繰り返したらいい。無駄にはならない。遠回りすることが一番の近道だ」と言い切る。成功したという事実より、失敗しながら学んだ軌跡のほうが大事なんだ!ということだろう。

さらに彼の凄いところは、野球選手という職業なのに医療従事者並みに「人体の解剖」を知ってるところにある。普通、日本人がアメリカの大リーグに渡って最初に感じるのは「体格の差」だ。現に元大リーグのピッチャーだった野茂も、香川県出身のピッチャーだった伊良部も、そして今現在ダルビッシュも体を大きくするための筋トレを行い二回りくらいデカクなっている。そうやって付けた筋肉が弊害となり自分本来の動きが出来にくくなってることに本人たちは気付いていない。イチローも渡米した直後には相当筋トレをして体を大きくしたそうだ。しかし、「何かが違う・・・」ことに早い段階で彼は気付く。そこから彼は人体の構造や解剖に興味を抱くようになる。その事を理解しながらトレーニングを重ねた結果、あの柔軟な体ができてくるのである。そして彼は私のような医療従事者でさえ感動するようなことも語ってる。「よく肩の力を抜いてリラックスして、リラックスしてって言われるけど、実は肩ではなく膝の力を抜いたら肩の力が抜けたりするんですよね~~」って。素晴らしい意見だ!全く離れた視線から人体の構造を理解しているとしか言いようがない。問題がある箇所は離れたところにある可能性を彼は理解してるのだ。

最後に彼はこんなことも言っている。「トラやライオンは筋トレはしない」。まさしく本来持っている能力を最大限に引き出す術を彼は備えているのかもしれない。是非50歳を迎えるその日まで彼には現役を続けて貰いたいです。

 

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娘へ

「目力」と言えば聞こえが良いが、ほんと「目」って本心を表す。初めてお逢いしても心の中を伝えてしまう。不思議なものだ。目の形上は笑っていても奥にあるものが笑っていないなんてこともしばしば。逆に目は怒ってるのに奥には優しさがあったり。心の中を「たった目」だけで表すことができる。言葉の壁なんてなんのその。「目」さえしっかり見つめていれば「何を言おうとせんか」が分ったりもする。しかもこれは人間同士だけの話しでもない。猫でも亀でも、ひょっとしたら魚類でさえ目を見れば何を訴えようとしてるのかがわかる。そのために「目」は二個あるのかもしれない。右脳と左脳からの情報が云々とか医学的な構造上のウンチクもあるのだろうが、そんなものさえ遠ざけるものが「目」にはあるように思う。テレビを観てるとよく観察できるが、芸能界の方でも悪そうな目をして笑ってる方もいれば、馬鹿なフリをして頭が良さそうな方もたくさんいます。いや、ひょっとして「演技」としてそういう目を作ってる方もいる。それでも奥にあるそれは嘘をつかない。目は「その人そのもの」なのかもしれない。だから「目で殺す」ということさえできるのかもしれない。その点、医療機関へ訪れる患者さんは体の不安に覆われてる。不安があるがために大抵の方は「目力が弱い」。これは当然のことだ。どこかに痛みや不安があるからこそ訪れる場所なのだから。逆に先生やスタッフは「目力」があったとしても、それを押さえ優しい目をしなくてはならない。もっと深く言えば「その不安そうな目を安心に変えさせらる目」でなければ医療従事者とはいえない。そのために一番必要なのかもしれないことは「己の心を磨く」ことではないのか?人としての優しさを磨く。これこそが今もっとも医療の世界で必要なことだと私は思う。純粋な人としての心。一番この世界で必要だと思う。「過去があるからこそ今そういう生き方をし、そういう目をしてる」。でもそれはこれからの生き方でドンドン変わってくる。だから日々優しさと思いやりをもって生きていこう!自分を磨くことによってそれが「目」に表れるようにしよう!英語や数学だけが勉強じゃあない!色んな本を読み、色んな人と出会い、本業であることを学ぶ。好きなことを極めていくうちにそれらのことも身につくかもしれない。最後に・・・たまには電話しろよ。友達は大切にしろよ。健康には気をつけろよ。困ったり悩んだときには独り悩まず相談してこいな。遠い四国の空から見守ってます。                                  父より今回は県外へ進学した娘への手紙として書かせていただきました。さあ新しい出発です!

 

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さあ、出発だ!

黒酢を飲み始めて十数年。今でこそ当たり前のように違和感なく飲めるようになりましたが、最初はきつかったな~(笑)。フルーツ味の甘いので当初は誤魔化してたんですが、たまたまそのメーカーが販売を中止しまして・・・。
仕方なく本場の鹿児島県からお酢の原液を取り寄せて飲んでるんです。10倍に薄めて飲むのですが、飲み始めると意外と飲めるもんです(笑)。

その会社が去年からメルマガを配信してたので楽しみに読ませていただいてました。20代前半の若い女性スタッフ数人が交代でほぼ毎日メルマガを更新して送ってくるんです。内容的には自分の最近の近況報告から始まり、黒酢に対する想いや、健康になりますよ!という情報だったり。そしてなにより自社の製品に対する愛情や、会社の方針、上司や先輩への尊敬の念を上手く表現していて読んでて本当に勉強になりました。

ところが先日、そのメルマガの一時中止のご案内が届きました。なにやらLINEでは情報を発信するようですがメルマガのほうは一時中止するようでして。時代?と言えば時代なんでしょうが、なんか淋しいものがありました。

確かに、フェイスブックやツイッターなど「今現在、今この瞬間」に思ったことや、感じたことを表現できる時代です。わざわざメルマガやブログのように時間をかけて長文で表現する必要性がないのかもしれません。でも、「その人物」や「その企業」の事をもっと知りたい!って思う人もいると思うんです。

例えば私たち医療関係の情報などはいい例ではないでしょうか?患者さんからすれば、「どんな接骨院の先生なんだろう?」、「治療ってどんなことをするの?」、「この先生に任せていいのだろうか?」などなどの情報を知りたいのは当然だと思うんです。だって極端に言えば、「先生に自分の体を預ける」わけですから。

だから私は「自分という人物はこんな人間です!」というところも含めてこの金曜情報でさらけ出せたらなと思ってます。それには、顔写真やプロフィールや院内の設備の写真、料金表などを記載するのがいいのかもしれません。しかし、それらの情報より、私は私という人間を見て欲しい。だからわざとHPにはそれらのことは記載してません。そのかわり、この金曜情報で10年に亘り自分を表現してきたつもりです。長年この金曜情報を楽しみに読んで頂いてる方なら私という人間がどんな人間かはわかってくれてるような気がします(笑)。

話しは逸れましたが「たかが活字」かもしれませんが「その人」だったり「その企業」が見えることもあるんですね。

そういった意味ではアップルという企業、スティーブ・ジョブズという人間も上手にアピールしてたんでしょうね、尊敬します。

そのスティーブ・ジョブズが晩年にスタンフォード大学の卒業式に来賓で出席したときのスピーチで話した言葉を、これから新しい出発をする方々へ贈りたいと思います。

「Stay Hungry. Stay Foolish」「ハングリーであれ。愚か者であれ。(他人からみたらバカだと思われても好きな道をトコトン歩めという意味だと思います)」

 

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人として・・・・。

今朝、私が所属する「香川県柔道整復師会」からFAXが一通届いてました。そこには昭和54年に発足した「休日当番医」を休止する旨が書かれてました。約40年間続いてた休日接骨院。四国新聞の愛読者の方は日曜日の朝刊の「当番医」のコーナーに「休日接骨院」の記載があったので記憶にある方もいらっしゃると思います。私たち「香川県柔道整復師会」の会員が年一回当番が当たり2人一組で朝の9時から夕方5時まで詰めてました。この当番だけは絶対に休むわけにはいきません。例え風邪を引こうが熱があろうが絶対に会館に詰めなくてはなりません。実際、たまたま私も叔父に急な不幸が出来たこともありましたが葬儀に参列も出来ず当番をしたこともあります。それくらい責任のあった当番医が廃止。その理由を今回は書きたいと思います。

そもそも、日本全国の都道府県の中で接骨院(ほねつぎ)の「当番医」制度を設けていたのは香川県だけなんです。

何故、当会だけが「当番医」制を設けていたかと言いますと、「柔道整復師」の認知度を高めるためと、「社会に貢献」するためだったと思います。それを県側も認めてくれてたから補助金が当会に支給され、私たち先生方の交通費や日当に当てられていました。それが数年前から打ち切られ、私たち会員の会費で運営されてたそうです。そのことも今朝初めて私は知りました。

私たち柔道整復師には手技があります。元々、柔道の練習で怪我した者同士、捻挫や肉離れや骨折、脱臼を治すことから始まった国家資格。ところが、以前書きましたように17~18年前に柔道整復師の養成学校が国を相手取り訴訟を起こし勝訴したのが始まりでした。国としては「医療費」の予算もあり「柔道整復師養成学校」を増やしたくはなかった。だからそれまで全国で14校しかなかった専門学校のままでいこうとしたんです。でも新規参入したい学校側が国を相手取り訴訟し勝訴。これによって一気に接骨院(ほねつぎ)の専門学校は増え10倍の150校を超えるところまでになりました。当然、毎年数千人の卒業生がこの世に誕生します。

その結果、コンビニの数より接骨院(整骨院←この名称は本来違法ですが増えてます)のほうが増えたんですね。これは皆さんもご近所を見渡せばおわかりだと思います。

そのことを私は悪いとも、迷惑だとも思っていません。接骨院が増えるなら増えてもいいと思います。だって国がそう判断したからこそ学校が増えたんですから。それは仕方ないことです。

ただ、接骨院が増える一方だからといって、私たち柔道整復師全員がやってることを否定して欲しくないんです。私たちは私たちで「国民の健康」に貢献してるんです!!そのことを認めて欲しい!!汗水垂らして自分の健康を犠牲にしてまで国民の健康のために尽くしてる先生もいるんですよ。法律や規則は大事です。でも私は「人間としてどうなのか?」、「人としてどうなのか?」のほうがもっともっと大事だと思うんです。

他人の物を盗めば罪に問われますが、友情を裏切っても罪には問われません。でも、どっちが重いですか?そんなこと比べようがないのではありませんか?罪に問われないからって友情を平気で裏切ってもいいのでしょうか?そんな人として大事な大事なあったかいものを社会が見失ってる!今、そう思います。

今回の当番医の休止はおそらく当会の会長の苦渋の決断だったと思います。県側からの助成もなく、会費を削ってまで国民の健康に貢献してきたのに、逆に我々柔道整復師を絞めつける国。こんなに民のために貢献してきたのに認めてもらえないジレンマ。これで4月から当番医としては(個々の接骨院では救急は受け付けてくれると思います)休日に怪我をすると病院しか受診できなくなりました。私も24年間やってきたものがフっと消えて複雑な想いです。どんどん大切なものが消えていく時代。淋しいものです。

 

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医学用語の謎?

私が通った柔道整復師の学校(接骨院の先生になるための学校)の副校長のテストはちょっと変わってて医学用語の漢字のテストでした。しかも100問も!(笑)

例えば「きゅうきゅうしゃ」とか。正解は「救急車」ですが、中には「急救車」って回答する者もいたりして。笑えるようで書いてみると意外と人間って分ってるようで分っていない(笑)。

厄介なのは医学用語って非常に画数が多かったり日常生活では絶対に使わない用語ってとこなんです。決定打として「月へん」が多いは多いは(笑)。例えば、肝、胆、肌、肺、脳、腕、腸、腹、腰、膜、肋、肘、脛、腱、膝、膵、膿、股、胸、胴、脈・・・・・・。ちょっと思い出しても全部「つきへん」(笑)。

そして字によっては「脚」の部分に月がつくのも多い!

例えば、腎、膚などにも「月」が含まれてます。学生当時は先生から「医学用語は月へんが多いですから」としか説明をされませんでした。と、言いますか覚えるのに必死で「なぜ月へん?」ってことまで頭が回らなかったんでしょうね(笑)。国家試験頃になってやっと「なんで月へんなの?」って感じ始めて(笑)。

それで調べてみると「月」には「つきへん」と「にくづき」の2種類あるようで元を辿れば「肉」という漢字からきてるそうなんです。「肉」という漢字を略すると「月」(笑)。これを部首にして「肉の状態」や性質や内臓や体の部分を表してるんですね!納得納得。「肉へん」だと画数も増えますし覚え辛かっただろうな~(笑)。象形文字はほんとありがたいです(笑)。でもね、あんまり沢山の用語に同じ漢字が入ると紛らわしいです(笑)。もうこれから新しい漢字はそう増えてはこないでしょうが、できるものなら一般の方でも読めるような優しい漢字にして欲しいですね(笑)。「きゅうきゅうきゅうめいし」なんて同じ言葉を続けるのも勘弁してください(笑)。

そしてこれはコンピューター関連の方々へもお願いしたいのですが、医学用語が漢字に変換できないことが多いです(笑)。まあパソコンでそんな難しい漢字を変換しないだろう?ってところなのかもしれませんが医療関連の学生は論文も大変でしょうし。あと医学用語は画数が多い!「鬱病」なんて画数が多すぎてパソコンの画面を見ただけでは真っ黒(笑)。虫眼鏡で見なきゃわからない漢字は略語を考えて欲しいですね!歳をとると拷問に近いですから・・・。「じゃあ英語で書け!」って言われそうなので今回はこのへんで(笑)。

 

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テトロドトキシン

釣りをする方なら経験あると思いますが、フグって本当に邪魔な魚ですよね~?(笑)釣り用語で「餌取り」と呼ばれる代表が「フグ」なんですよ。

「餌取り」とは、釣ろうと狙ってる本命の魚ではなく、毒を持っていて食べれもしない、若しくは小さくて食べれない魚が餌を啄ばんで邪魔をすることを言います。讃岐弁での会話なら、「また餌取りにやられたわ~、今日は餌取りがようけおるけん釣りにならんわ~」です(笑)。なんとなくわかって貰えましたか?

もちろん、そんな餌取りの魚ですから釣ってもリリース(海に戻してやる)するわけです。

ところが、稀にその餌取りの魚を欲しがる方がいるんです。こないだも本命はハゼを狙って釣ってたんですが、大きなフグが釣れまして・・・。鍋に入れたら美味しいだろうな~~!って思いながら海に戻そうとしてた時、後ろから声をかけられまして。

「兄ちゃん、そのフグ逃がすんか?美味そうじゃけん良かったらわしにくれんかの?」って。

「えっ??」

って振り向くとニコニコ顔の漁師さん風老人(笑)。「どうぞどうぞ(笑)」って言うと容器に入れて嬉しそうに持って帰りました。

でも・・・。その後「フグをちゃんと捌けるのかな?おじいちゃん」って気になりまして・・・。まあ漁師さん風だったし、フグの調理師免許を持ってる仲間でもいれば大丈夫か・・・と。そしてなんとなく、「もし免許は持っていたとして、取り出した内臓はどうやって処分するの?」って疑問もわいてきまして・・・。

でもそのまま忘れてしまってたんです、私(笑)。

ところが、先日たまたまテレビで「フグの毒は最終的にどうやって処分するのか?」という番組をやってたので釘付けに!(笑)。

まず、絶対にフグを調理できるのは免許の所有者に限る!これは絶対だそうです。例え他に一般の調理師がいたとしてもフグを捌くのは免許の所有者のみ。

そして驚いたのは、捌いて切り離した毒を含む部位(トラフグだと肝臓と卵巣ですが、フグの種類によっては皮や身にも毒があるものもいるようです)は鍵の付いた金庫のようなゴミ箱に入れるそうです。厳重過ぎてまるで爆発物でも入ってるような慎重さです。そしてそれを専門の業者に渡し、専門の焼却場へ移送。焼却したあとの灰には苛性ソーダをかけて消毒するんですね。

もの凄い手の込みようです。そこまでする?っていうくらい調理も慎重だし、処分も厳重。それだけ「テトロドトキシン」という毒は恐ろしいものなんですね。まあ神経毒ですから食べたら手足も動かず呼吸も止まりますからね。

そんなフグが世界では330種類いるそうです!その中の、どの種類のふぐなのか?によって毒がある場所も異なるのですから素人が絶対に手を出してはいけませんよね。美味しいのはわかってるのですが、一か八かで命を賭けることはやめましょうね。大丈夫かな~あのおじいちゃん(笑)。まあニュースになってないから美味しく食べたんやろな~(笑)。

 

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亀でも笑う!

うちの亀、ダンスを踊るんですよ!(笑)。

両手を前に精一杯伸ばし、水槽に入れてる砂を一粒選んで、その砂粒を両手で挟み、もの凄い速さで振動を与えるようにプルプル動かすんです(笑)。しかもその砂粒の色は必ず黒。水槽の中の砂は赤茶や白や緑もあるのに必ず黒色。その粒を大事に大事に優しく優しく挟んで頬っぺたを両手で叩くようにプルプル振るわせるんです。

うちの亀は卵から我が家で生まれましたので今は生後3年くらい。初めてその亀のダンシングに気付いたのが半年前の夏頃でした

始めは何が始まったの??って不思議に見てたら永遠30分くらいダンシング(笑)。あまりにその可愛い仕草に携帯で動画も撮ったんです(笑)。それでYou Tubeに投稿しよう!って思ったんですが、念のため他に亀のダンシングを挙げてる方はいないのか?を調べてみたんです。そしたらいましたよ、数人(笑)。同じように両手を伸ばして拍手するようにダンシングしてました(笑)。

それで色々調べてみたら、どうやら亀の求愛行動のようです。納得(笑)。その求愛ダンシング中の亀の目ってもの凄く優しそうなんですよ。亀にも表情があるんです!ご飯が欲しいときには甘えたような表情を見せるし、眠くなったらトローンとした目になるし(笑)。犬でも猫でもそうですよね?喜怒哀楽が顔にでますもん。

アメリカのコロラド大学ボルダー校のマーク・ベコフ教授という先生はネズミに表情はあるのか?を研究し、顔の表情でコミュニケーションをするという研究発表を出されています。そして、アザラシやカバ、人間を含め、多くの哺乳類は仲間と遊んでいるときに口を開けたよく似た表情を見せると説明しています。ネズミも笑うそうです(笑)。

やはり笑うって良い事なんですね!人が骨折しても笑う方と笑わない方では治る期間が変わるんですから!もちろん、エンドロフィンというホルモンが出るとか云々。

でもそんな小難しい理論なんてどうでもいいんです(笑)。笑うからコミュニケーションが上手くいくし、元気でいられる!笑うって生物の本能なんですね!亀でも笑うんですから人はもっともっと笑いながら生きていこう!って教えられました。

今日のあなたは笑顔ですか?その笑顔が自分を健康へと導きますし、周りも笑顔にするのですから!笑顔が健康の連鎖を生む!今日も一日笑って過ごしましょう!!

 

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バーベキュー禁止??

去年の5月のHP金曜情報で「PM2.5に臭いはあるのか?」という記事を書きましたがコメントを北九州の方からいただきましたので再度この問題に触れたいと思います。

先日から北京の汚染された上空が日本でもニュースになりご覧になった方も多いと思います。当院へお越しの患者様から「あんなに酷い空なんて中国の方々は大変ね~」という感想を何人かいただきました。

でもね、他人事じゃあないんですよ。あの北京の汚染された空が映し出された翌日、北京の空は快晴で青空に包まれてました。っていうことは・・・。あれだけ霞んでた汚染物質が翌日には日本に届いてたってことなんですよ。風は西から東へと吹きます。「偏西風」という言葉のとおりです。北京の空が汚染されてるのではなく日本の、いや世界中の空が汚染されてるんです!このことをみなさんに理解して欲しいんです。

参考までに台湾でのPM2.5のニュースを記載します。

「台湾ではPM2.5による大気汚染が原因で、2014年の一年間に6281人が死亡したというデータを台湾大公共衛生学院がまとめたと中国時報が伝えた。細部をみると、慢性疾患による死者3万3774人のうち、PM2.5によるものが全体の19%を占めるという。内訳は虚血性心疾患2244人、脳卒中2140人、肺がん1252人、慢性閉塞性肺疾患645人である。」

台湾の2014年のPM2.5の年間平均濃度は1立方メートル当たり25マイクログラムだそうですが日本の平均は15~20マイクログラム(2001~2012年)。台湾よりほんの少し低い程度で、そんな大差はない!そうすると、台湾では上記のようにPM2.5の汚染による死者の統計を既にとっているにも関わらず、日本ではどうなのか?という疑問がわくのは私だけでしょうか?台湾の汚染濃度と日本のそれとは大差がないんですよ?

日本人でPM2.5が原因の死者は一人もいないんでしょうか?

いつが来たら日本はPM2.5の汚染に対しての健康被害の調査を開始するんでしょう?

もう既に日本からもPM2.5の影響で死者も病人も出てると受け止めていいのではないでしょうか?

わが国にはそういう予防医学を推奨して欲しい!だって台湾では既にPM2.5に対する動きがあるんですから。

中国政府は「環境警察隊」を結成するそうです。そして「野外でのバーベキューを禁止」するそうです。そのニュースを聞き世界中の人々が笑っています。でも、みんな無関係じゃあないんです。明日は我が身なんです。そこまで重大な問題が来てるということを、一日でも早く日本人にも知っていただきたい。

コメントいただいたM.B様、今朝は高松の空は北京と変わりません。霞んで山も建物も見えません。やはり臭いも深夜にきつく感じます。是非今後も当院のブログをよろしくお願いします!コメントありがとうございました!そして現在も「PM2.5に臭いはあるのか?」を色んな患者様にも情報を頂戴し調査中です。ある程度確信が持てましたらこのHPやブログで発信したいと思います。一日も早く、中国がこの事実に真正面から対策してくれることを切に願います。

 

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